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2009年09月17日

給与カット案・入札委員会・副市長人事が可決

今日は新政ちばの代表質疑の後、一般議案の討論と採決がありました。
前回の議会で継続審査となっていた私と副市長の給与カット案については全会一致で可決しました。また、もう一つマニフェスト関係の議案であった入札調査委員会を設置する条例も全会一致で可決して頂きました。
議会のご理解に深く感謝いたします。

これで、ようやく財政健全化のスタートラインに立てたという気がします。
トップ自らが財政健全化に対して強い姿勢を示し、これから庁内を引き締めた上で予算編成に入りたいと思います。

●副市長人事も無事通過
また、この日は副市長以下の人事案件も審議して頂きました。私は二人目の副市長として現在都市局長を勤めている徳永氏を推挙し、共産党を除く会派の賛成(自民党は二人棄権)で承認して頂きました。共産党も「"反対"ではないが"賛成できない"」という、共産党とすれば比較的理解のある対応だったそうです。
途中、全員協議会で説明したのですが、人事案件ではありえないほど多くの議員から質問を頂き、この人事の関心の高さを改めて実感した次第です。

「なぜ徳永氏なのか」「官僚出身(国土交通省)だが、市長の今までの主張と矛盾するのではないか」という質問が殆どでした。
私は市長選挙でもはっきりと主張していますが、「官僚や助役出身者が長年市長になり続けてきたからこの市はおかしくなった。官僚や役人の代表は副市長までで、市長は市民の代表でなければならない」という考え方で、官僚や役人自体を否定しているわけではありません。私が当選し、市民感覚を市役所に持ち込んでいる以上、その元で働く副市長は実務優先です。

特に徳永氏は私のマニフェストに基づいた大型開発の見直しに誰よりも率先して着手したほか、幹部会議などでも私に対して言うべきことは主張するなど、能力・柔軟性ともに高く評価できます。
都市開発を見直す場合には国の許可や補助金との兼ね合いもあり、掛け声だけでは実現できないハードルが数多くあるのですが、国交省出身の徳永氏は「いや、こういう風にやればできますよ」的な道筋を早期に立てることができるため、熊谷市政には必要な人材です。

また、藤代副市長が総務畑出身のため、もう一人の副市長は技術系、その中でも私が都市開発の見直しを掲げている以上、(旧来型の手法に染まっていない)街づくりの専門家から副市長を任命したいと当初から考えていました。
他にも副市長がこなせる能力を持つ人材は何人もいるのですが、全ての条件を兼ね備えていたことから今回徳永氏に白羽の矢を立てました。

私としてみれば至極妥当、というか結構会心の人事なのですが、私の真意が伝わっていない方からすれば「あれだけ官僚を否定していたのに」という気持ちが拭えないようでしょう。
市長と副市長は決定的に違う存在だと私は選挙戦でも主張してきましたが、全ての方に私の真意を理解してもらうことは困難のようです。

これは仕方がないことですから、これから私の思いというものを理解してもらうため努力をしていくしかありませんし、何より徳永副市長のもとでハコモノ行政から脱却し市民本位の街づくりを進めることで納得が得られるだろうと自信を持っています。

いずれにしても議員から頂いた質問は殆どが建設的で千葉市議会の紳士的な姿勢に感謝しています。
これで体制は相当強化されましたので、これから本格始動といった感じです。
posted by 熊谷俊人 at 21:45| Comment(6) | TrackBack(0) | 市議会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
マニュフェストにおけるお約束の実現良かったですね。例え足並みは遅くても、4年間で幾つのお約束を成し遂げるかが問題です。まだ2つですが、これからの頑張りに期待しています。
Posted by 朝日ヶ丘・下之薗 at 2009年09月18日 07:04
熊谷さん、パチパチです。
着実に一歩前進ですね。副市長さんたちや市役所の幹部のみなさんも徐々に理解が深まると思います。これからの市政の安定感と充実が期待できます。
Posted by こん at 2009年09月18日 07:53
市財政建て直しに向けた給与改定(削減)案の全会一致可決 おめでとうございます。
官僚出身者の副市長への起用は、市長への起用とは違うことぐらい理解できない議員がいるのでしょうか。市長は公選された"最終方針決定者"であり、副市長は"市長を補佐、助言"する立場でしょう。副市長もある程度の範囲で決定することが出来ますが、問題が生じれば市長の責任でもあります。
このような立場の副市長には、テクノクラートである官僚出身者の方が適任と、個人的には賛成ですね。

「代表質疑2日目」に、市議の給料が少ないような意見が出てましたが、本当に市議の給料は安いのでしょうか?報酬は年間600万円以上ではないでしょうか? 国会議員は立候補の段階で職を辞する必要がありますが、市議は国会議員と違って兼職出来るのです。

熊谷市長 殿、 市職員の給与規定、就業規定、市議の報酬規定、懲罰規定等は情報公開されているのでしょうか?されているとすれば、何処なのかご教示願えませんでしょうか?
 
Posted by 緑区の小父さん at 2009年09月18日 10:17
「質問は殆どが建設的で千葉市議会の紳士的な姿勢に感謝しています。」...なにか雰囲気がとてもよくなってきていますね。千葉市が少しでもよくなるよう願っています。
Posted by はちふさ at 2009年09月18日 11:56
全員一致は危険です。あえて反対を貫く人の反対理由を公開するべきです。
Posted by 新白富士頂 at 2009年09月19日 00:10
返事が大変遅くなってしまいました。申し訳ありません。

市議会議員の報酬規定は以下のURLです。
http://www.city.chiba.jp/soumu/reiki_int/reiki_honbun/ag00209451.html

市職員に関する情報は人事課のページから色々と見ることができます。
http://www.city.chiba.jp/somu/somu/jinji/

また、反対理由ですが、副市長人事について共産党は過去から一貫して反対してきている伝統があります。自民党で2名棄権が出ましたが理由は不明です。おそらく「官僚を批判しているのに官僚出身者を副市長にするなんて二枚舌だ!」ということだと思います。
Posted by 熊谷俊人 at 2009年09月28日 22:34
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