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2009年10月20日

新型インフル:休日救急診療所や夜救診の対応

現在、新型インフルエンザが流行しています。
先々週あたりから急速に患者数が増大し、流行発生警報レベルを超えるのも時間の問題となっています。

●簡易検査を行わず、患者の迅速対応を優先します
そうした中で休日救急診療所や夜救診を受診される患者さんが急増しており、待ち時間が長時間となるケースも出てきています。このままでは重症の患者さんの治療が遅れる事態も懸念されます。
そのため、千葉市では医師会とも相談のうえ、インフルエンザの判定に時間がかかる簡易迅速検査を当分行わないこととしました。

●必要な対応は実施します
この簡易迅速検査は発症後12時間以上経たないと陽性が出ない場合やインフルエンザにかかっていても陽性とならない場合もあるなど、完全な検査ではないことから前々から「止めるべきだ」という意見が出ていました。
新型インフルエンザを特別扱いすることなく、季節性インフルエンザと同様に抗インフルエンザウイルス薬の処方をいたします。また、入院の必要がある方は検査を実施します。

●医療資源の有効活用をお願いします
医者も医療機関も限りがあります。この限りある医療資源をどのように使うか、一番必要としている人がすぐに医療を受けることができるよう、市民の皆さまには是非ご理解をお願いいたします。
休日救急診療所や夜救診は重症の方や救急のための医療機関です。通常のインフルエンザの方は極力お近くのかかりつけ医に診てもらうことをお願いいたします。

千葉市では近日中にインフルエンザ特集号を配布して、インフルエンザに関する分かりやすい情報の提供を行う予定です。

千葉市:新型インフルエンザに関する対応について

posted by 熊谷俊人 at 07:06| Comment(3) | TrackBack(0) | 千葉市政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
休日夜間帯の小児科診療が最大の難関と思います。救急指定病院勤務医の立場としては少しでも開業医諸先生方のご協力を仰ぎたいところですが、近隣の医師会に出かけた際には、過大な期待は難しいだろう、とも痛感している次第です(ワクチンも含め、すでに精一杯の努力を払っておられる方が大半でしょう)。いずれにせよ最初の流行のピークはもうじきとは思われるので、各自各自がおかれた状況の中で自分のなすべき務めを果たす、一医師として地に足をつけてがんばっていく、現場としては根性論しかないでしょう。、、、、今パンデミックではどこの街にも隠れたヒーローがいるものですが、千葉市は市長自ら率先して旗を振っておられ、またブログをみても良いプランナーに恵まれた街と感じます。、、、健闘を!!
Posted by くらくら at 2009年10月23日 04:30
新型インフルエンザの流行で、夜間・休日の小児科外来受診患者数が激増し、重症患者への診療がスムーズに行われにくくなっていることに関して、日本小児科学会が厚労省に対して対応を要望した、というニュースを今朝、聞きました。
遅いです!千葉市と比べると。

熊谷市長さんは、そのような状況をかなり早くから察知され、以前から、自ら率先して市民に呼びかける行動に出られるなど、その素晴らしいリーダーシップを発揮しています。

そこに必ず、人はついていくことでしょう。
多くの人間が、それぞれの場面でより良い仕事をし、より良い成果を引き出してくれることでしょう。
そうして、医療の問題、ごみ問題、その他もろもろの山積する問題に関しても、次々と現状打破が続いていくことを期待しています。


Posted by 生まれ変われ、千葉市 at 2009年10月24日 13:41
インフルエンザ特集号読みました。
わかりやすくまとまっていたと思います。
ほしい情報をまとめて伝える努力をこれからもお願いします。
Posted by ベイタウン一市民 at 2009年10月25日 15:59
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