前市長時代までは市長与党と呼ばれている会派に対してのみ個別に実施していましたが、今回から与党野党という区別なく全ての会派に対して一括して説明を行うことにしました。例え市長側に厳しい意見を言う会派であっても一方の市民の代表者であることには変わりありません。今後も等距離で接していきたいと思います。
私からは以下の説明をし、財政局長から具体的な新規事業・廃止休止事業の説明などを行いました。
・以前のように市債や基金に過度に依存すると早期健全化団体への転落が現実味を帯びてくるため財源対策に一定の縛りがある
・さらに景気悪化の影響で税収が脱・財政危機宣言時と比べてさらに下回っているという極めて厳しい状況での予算編成となっている
・あらゆる歳入確保と既存事業の徹底的な見直しによる歳出削減に努めているが、収支不足の一部を解消するにとどまり、いまだ大幅な収支不足を抱えている
・今後、各所管から市長復活を求める要望を受けるが、このような状況であるため、要望をする際は他事業を見直した財源で復活するよう指示している
・国の地方財政対策が不透明な状況であるため、地方交付税や臨時財政対策債の交付額次第では変更が生じることもある
各会派の代表者からは以下のような意見を頂きました。
今後、各会派で検討のうえ必要に応じて対応します。
・各会派は政務調査活動や地元要望などに基づき昨年予算要望を出しているため、その要望にも十分配慮を頂きたい
・地方交付税など国の動きはどうなっているか
⇒まだ見えていない。現時点ではある程度見込める金額を入れている
・厳しい予算編成であることは理解した。こちらの要望への対応はどうなるのか。市債管理基金からの借り入れで要望に応えることはありうるのか
⇒既に大幅な収支不足で市債管理基金からの借り入れも不可避な状況にあるため、要望の際は極力事業の組み替えの提案も合わせてお願いしたい
・子ども手当によって市の負担は増えるのか
⇒色々な要素が絡み合うが、支給に伴う費用は原則特例交付金で補てんされることになっている
・予算編成における市長の大きな考え方を聞かせてほしい
⇒大幅に事業を見直すこととなったが、医療・子育て・教育・介護・経済振興の分野は重点的に予算配分を行った
・市民の理解を得るには徹底した情報開示と市民の力を活用すべき
⇒組織を整備して来年度本格的に進めていく
・子ども専門部局の狙いは
⇒子育てや青少年施策の一元化を図る
・西口再開発が保留になっている理由は
⇒公募に手を上げる事業者が出るか現時点で不明なため
・環境関係の基本計画が多数ある。一元化を
・廃止休止する場合、その施策の目的をどの代替事業で吸収するのかを示してほしい
・待機児童対策は私立保育園補助における学校法人の問題、幼稚園の預かり保育の3歳未満児の受け入れなどの課題解決も
・歳入構造をきちんと分析して税収拡大に向けた戦略を
・企業庁を中心とした県との関係を早めに整理して欲しい
・厳しい予算となるが一時回避であり、将来財政危機を突破して道が開けるんだという絵姿を示してほしい
自分も早く予算編成で行われた数字がみたいです。
千葉市に限らず日本全体、団塊の世代がリタイヤして労働人口は減少し、高齢者が増えていきます。唯でさえ子供たちの負担が増えるのですから、少なくとも借金は減らしていくのが現役の責務だと思います。
首相ではありませんが、30代以下の世帯収入(単身世帯を除く)は、60〜70代のそれを大きく下回るそうです。身の丈にあったコンパクトな、自分達で工夫して街を育てていきたいと思います。
これまで多大な税金を納めてきた高齢者の方への支援は、行政の義務として続けてもらいたい者です。
市の節約として、役所内の清掃は専門的な部分(外部の窓拭き等)を除いて、職員で時間を決めて行ったらいかがでしょうか。
予算編成がんばってください。
今まで社会を支えてきた高齢者への支援は当然実施をしていくべきだと思います。しかし、高齢者が社会の1/3を占める時代に高齢者全てに大きな支援をすることは現実的には不可能です。どのような高齢者に対してどのような形で支援をするべきなのか、ここをしっかりと考えなければなりません。