この日は朝から局部長会議。
各局長・次長・部長・区長が一同に介する今年初めての会議です。
私からは以下の内容を話しました。
・厳しい予算編成に協力してくれて感謝している
・これから議会が始まるが、今回の予算は今まで以上に議会に対して真摯に説明する必要がある
・課長に答弁を任せるのではなく基本的には局部長で対応する姿勢で臨んで欲しい
・事業を大幅にカットしたため議会から多数意見を頂くものと思われる。お金をかけず工夫次第で実施できるものは来年度取り入れていくように
・新年度予算については県からも補助金の増額を図ることができた
・事務方では前に進まないものもトップ同士によって解決することもある
・この危機的状況は考えうる全ての努力を積み重ねなければ乗り切れない。事務方で動かないものはトップに上げてほしい
・新年度予算はなおも財源不足がある。予算執行の段階で不断の見直しを行い、予算を余らせる取り組みを続けて欲しい
・この予算の内容については脱財政危機宣言と同様、職員一人ひとりに説明を徹底して欲しい
・市民、議会に対して「財政が厳しいから」という逃げの説明をしないように。それでは議論にならない
・優先順位や必要性を考慮し、この判断になったという説明をして欲しい
・組織改正を行うが、子ども未来局は本庁と教育委員会の橋渡し役も担ってもらう。教員と市職員の人事交流の要になって欲しい
・政策法務課、人材育成課はこれからの時代を見据えた時に必要になるため設置した。局部長もそれぞれの重要性を認識して欲しい
・職員倫理に関する条例を今議会に提案している。市民の市政に対する信頼を確保するためにも常に倫理保持に努めて欲しい
・千葉大学と包括協定を締結した。各部署で事業を企画、実施する際には大学との連携を選択肢として検討し、積極的に活用して欲しい
・マリーンズ、ジェフともに今シーズンは大変重要
・ホームタウン推進にアイデアを出し合って欲しいし、職員の応援もお願いしたい
●6区の区長との意見交換
その後、両副市長と市民局長と6区の区長による意見交換。各区の実態を把握するため今回から実施することにしました。主な意見としては
・事務プロセス全体を把握する職員が居なくなっている
・今は全てにITが入っていて分業化が進んでいる
・問題を未然に防ぐにも業務改善をするためにも品質管理をする職員の育成を
・現場経験をしたものが制度、システム設計の担当になる人事の流れを
・本庁との協議の場が少ない。制度開始の時のみ説明に来て、その後の状況確認は来ないケースが多い
・国保や住宅使用料の徴収対策が市税に比べれば不十分
・制度は各所管局長に責任があるのに徴収部分だけ区長に委任されていることになっているため責任の所在が不明確
・空き家対策を行うべき。このままでは大変なことになる
●権限のある人間こそ頻繁に現場に行くべき
千葉市は今まで小区役所制を採用してきたため、どうしても区役所が出先機関のような位置づけになっています。本来、市民に最前線で接する場所には業務改善の種がたくさん埋まっている宝の山のはずです。
私自身も積極的に現場に出るようにしていますが、局部長以下本庁の人間が時間を見つけて現場に行くように今後も指示をしていきたいと思います。
【コメントの扱いについて】
・個人名を挙げての批判・誹謗中傷はご遠慮下さい
・個人的な陳情や要望には対応しません。担当や市長への手紙などをご利用下さい
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2010年02月19日
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本来の千葉市を取り戻すためにも、私自身個人でできることから協力を惜しまないつもりです。
本庁でなんでも決めて、区役所は業務をこなすだけです…。
市民から見ると、区長ってすごい権限のある人なんだろうと思われているようですけど、実際には、区内でイベントがあったら挨拶に出るくらいで、区役所各課の事務や予算について、権限なんてほとんどありません。
区長って、いてもいなくてもいいよと思ってしまいます。
地域分権の1エリアだと思います。国>県>
市>町村区>自治会。町村長が選挙なのに区長さんは任命なのですか?東京都の区長さんは選挙の洗礼があると記憶してますが。
私は区長さんが、居ても居なくてもいい存在とは思いません。地域分権が過渡的なための
事だと思うのです。
"緑の職員"さん、確かに貴方の仰る通りかもしれないと感じる時も有りますが、市長が代わって未だ1年未満です。”区長は今までの「本庁からの業務伝達者」から「区内の行政改善司令官」への変質途上”との理解をお願い致します。 因みに私は区長と何の係累もありません。
現在の区長の位置づけに対するご不満と今後の期待について受け止めさせて頂きました。そうしたご意見に応えられる区役所改革に取り組んでいきます。