子どもたちを安心して産み育てられる街であることは未来の千葉市にとって一番重要なことです。未来を担う世代が育たなければ高齢者を支えることもできませんし、子どもを持つ働き盛りの世帯が千葉市に新たに住むことによって税収面でも大きなプラスとなります。
●子ども医療費助成 17億637万円(6300万円増)
従来、通院・入院とも小学校入学前までだった助成範囲を入院分は中学校卒業まで拡大します。これで入院分は政令市でトップクラスになります。ちなみに開始時期は10月診療分からです。H23年度からは通年で適用になり、毎年度1億2600万円増となります。
通院も拡充を期待されていることは承知していますが、不慮の出費で困るケースの多い入院分についてまず拡大することにしました。通院の助成拡大をした場合、毎年度10億円近い予算が必要になるため財政見通しを慎重に見極めたうえでの判断が必要です。
●保育所待機児童の解消 5億7801万円
待機児童解消に向けた取り組みを強化します。従来の計画(保育園4か所整備、保育ルーム助成拡充)に加えて、保育園の定員変更・分園設置改修に補助を出すなどで新たに64人分上増しの合計484人定員枠を拡充します。
待機児童対策は先日新たに「待機児童解消に向けたアクションプラン2010」を発表しました。主な内容としては、今までの保育需要予測の手法を見直し、潜在的な保育需要をより的確に予測する手法へ変更しています。さらに将来の少子化も考慮に入れたムダのない投資をするため、施設の新設だけを考えるのではなく、既存施設の有効活用を柱の一つと位置付けています。
●幼稚園を活用した子育て支援 3093万円
7時〜19時まで園児を預かる延長保育のモデル事業を実施する幼稚園(10園想定)に対して職員1人分の人件費を補助する制度を創設します。
保育園が足りない足りないと巨額の投資をして整備している一方で幼稚園は25%も全体で空きがある状況です。幼稚園は幼児教育で優れたノウハウを有するほか、園庭も含めて施設面では充実しています。市内の子育て施設を有効活用して、効率的に待機児童の解消を図っていきます。
●子どもの参画推進 476万円
昨年から取り組んでいる子どもの参画推進事業を本格化させるための予算を計上しました。
千葉市の子育て施策の大きな柱である「守られるだけの存在ではなく、一番未来を持つ一人の市民として自覚と役割を持つ存在に育てる」取り組みを強化し、子どもが希望と責任と自己肯定感を持っていきいきと育つ千葉市を目指します。
●子どもルーム運営・整備 19億6895万円(7000万円増)
増設1ヶ所、施設改善2か所
●母子家庭就業・自立支援センター 989万円(200万円増)
就業支援講習に医療事務を加えます。これは他市でもある程度効果が出ているようです。
●障害児保育 2億1696万円(2800万円増)
障害児の受け入れを全ての保育所(園)で行うほか、合計19ヶ所の保育所(園)で発達障害のある子どもにも対応できるよう保育士を配置します。
また、子育て施策に関連して、リスクの高い妊娠に対して高度な医療を行う地域周産期母子医療センターを海浜病院に整備するための予算も計上しています。詳しくは医療施策で説明します。
見直した事業としては
○幼稚園就園奨励費補助 13億7855万円(1億2500万円減)
幼稚園に預けた保護者に対して国の補助に加えて市単独でも補助を出しているのですが、この市単独補助を所得階層に応じて年間5000円もしくは8000円引き下げさせて頂きます。
なかなか、思うようにいかない事の方が多いと思います。
千葉市にようやく周産期母子医療センターができることも知りました。
私達にももっと出来ることがあるのかな?と・・・。
自己管理で、病院にかかる回数を減らすとか、ゴミの分別ももっとできるのかな・・・?
それぞれの事業がうまくつながるように,各部署の横の連携を図っていただきたくお願いいたします!子ども達のための新たな千葉モデルなんていう仕組みができると素敵です!市民もやります!
焼却炉の老朽化で可燃ごみ1/3削減を頑張っているところですが。市営水道土気浄水場の
老朽化のことが耳に入りました。水需要の変化もあるでしょうが、視察の上ご一考を。