厳しい財政状況の中でも教育に関しては重点的に予算を配分する分野に位置づけ、一定の充実が図られたと思います。
●教材教具の充実 4億29万円(3400万円増)
ここ数年ずっと削減が続いてきた教材教具費ですが、今回なんとか増額することができました。より良い学習を受けてもらうためには教材教具の充実は不可欠です。
本当は図書購入費もここ数年削減されてきましたので増額をしたかったのですが、厳しい中でも同じ金額を維持することが精いっぱいでした。平成23年度の宿題です。
●教員用の指導書等購入 1億8971万円
来年度は新学習指導要領に対応するため教師用の教科書・指導書の購入で2億円近くが必要となります。実はこの購入費は要望段階ではもっと高額だったのですが、ギリギリまで予算を削減するよう教育委員会に伝え、最低限の購入となりました。
●学校防犯対策(防犯カメラ設置) 863万円
花見川第二中、草野中、草野小に防犯カメラを設置します。これで設置校は41校から44校に拡大します。
防犯カメラ設置することでの防犯効果は非常に高いものがあるので今後も厳しい予算の中で少しずつ整備を進めていきたいと思います。
●学校サポート推進 218万円
学校教育における問題を解決するため、NPO法人「ちば教育夢工房」などに学校支援のための人材派遣を委託します。
●鎌取第3中学校(仮称)新設 約2億円
●打瀬中学校の別棟校舎・第2グラウンド整備 743万円+債務負担行為:5800万円
●校舎改築(緑町小、松ヶ丘中、花園中) 19億3386万円
鎌取第3中学校は昨年度に25億円の債務負担行為を設定して建築工事に入っています。平成23年4月に開校予定です。学校施設はホントに高いです…
●校舎等の耐震補強 15億4894万円+債務負担行為:5500万円
【校舎】補強工事(登戸小)、実施設計6校、補強計画15校
【渡り廊下】補強工事5校
【屋内運動場】補強工事23校、耐震診断・実施設計9校
これでIs値0.3未満の耐震工事は完了します。今後はIs値0.6未満の耐震補強を進めていきます。
一方で見直した事業としては教職員の海外派遣補助を345万円削減しました。また、私立高校等教育設備整備補助(1024万円)は高校の授業料無償化に伴って私立学校にも支援金制度が導入されるため当面休止をすることにしました。