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2010年04月26日

新任係長・課長補佐研修での話

4月に入り、新任係長・課長補佐研修などが続いています。
私も講話というほどではありませんが、千葉市の方向性や新任係長・課長補佐に求めるものについて話をしています。

主な内容としては以下の通りです。

・本格的な高齢化社会へ突入する(高齢化率2005年:17%⇒2030年:30%)
・特に後期高齢者の増(2005年と比べ2025年には3倍に)は社会維持費の急増など行政に大きなインパクトを与える
・人口減により行政の常識が変わる(道路需要・水需要予測など)
・減築、集約化が必要
・全ての施設や施策を10年後20年後でも成立するものに変えていく作業を始めなければならない
・国政における国債残高増に伴う金利上昇リスク、地方分権の動き
・財政健全化のスピードを加速しなければならない
・豊かな環境を背景に人口増加を続けることが重要
・子育て世代誘因に大胆にリソースを振り向ける
・高齢化した団地、マンションの再生が急務
・福祉施策などは超高齢化社会でも維持可能な制度に
・地域に帰ってくる千葉都民の街づくりへの誘導
・市民自治推進部で仕事の棚卸と市民への移譲の模索
・そのための情報公開と市民参加、市民を育てる
・組織間のムダ、ロスを少しでも無くさなければならない
・情報統括部で業務そのものの見直しを
・今年度予算で重点的に配分した分野は医療、介護、子育て、教育、経済振興など千葉市の将来に必要な投資
・組織の枠にはまらず、他組織との連携、他組織への貢献を常に考慮
・リスク、クレームを恐れない
・部署内の交流を促進(飲みニケーションも)

上記の内容は色々な場面で言っているわけですが、その中で少し毛色の違うものとして最後の「交流機会の増」というものがあります。
業務の多忙化やインターネット文化の進展に伴い、以前に比べれば職場や同僚と飲みに行く機会や職場旅行などはめっきり減っています。これは民間でも役所でも同じですが、仕事はチームで行うものですから普段のコミュニケーションが取れていることは風通しの良い職場を作るためには必須です。そのため様々な機会を通して交流機会を増やすことをお願いしています。今年度から水曜日に加えてもう1日ノー残業デーを増やすよう指示していますが、これは交流の機会を増やすための施策でもあります。

今、民間では職場旅行が見直され始めていたり、会社内に居酒屋を設置して会社から補助を出している企業すらあります。
それだけ横の連携を深めて組織内や組織間のロスを減らすことが重要になってきているということでしょう。モチベーションの問題もあるかもしれません。
もちろん、業務中のコミュニケーションを活発にさせることが一番であることは言うまでもありません。
posted by 熊谷俊人 at 15:30| Comment(6) | TrackBack(0) | 市役所改革、行政刷新 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お仕事お疲れ様です。

結構読ませて頂いています。

「交流機会の増」大切ですね!

弊社は町工場みたいな28名の会社です。

3年前にM&Aして社長になりましたが、

一生懸命取り組んでいることの一つが、

まさにコミュニケーションの増加です。

折角、出会った仲間なのですから最高のチームを作って、

勝ち組になり地域で輝いている企業にしたいと思っています。

そのチームを作る一つの方法が、コミニケーションですよね!

グループ会社http://www.yu-u-wa.comの居酒屋で、飲みニケーション一杯やっています。

馴染めない人が、何割もいるのが難点ですが・・・

でも、少しずつ変わってきています。

居酒屋の会社はまさにチーム力なので仲が物凄く良いですよ!

自分を信じて、

仲間を信じて、

未来を信じて頑張ります!

無限の可能性が広がりますように!
Posted by 塙 良太郎 at 2010年04月26日 19:39
ノー残業ディの増
一挙両得です。仰る通りコミュニケーションのよさは、縦割り組織の弊害を軽減します。
但し、其の分家庭サービスは減ります。参加できない人は疎外感が生じます。難しいですね。上手にセットしてくれるカリスマ性のある幹事さん。
他方、人件費の抑制にも効果が有ります。
Posted by 稲毛区:草間 at 2010年04月27日 09:57
高齢化に伴う団地の建て替えを立川市でやっていますが、大変です。下手をすると、ホームレス製造建替事業になりかねません。行政の財政負担を軽くする、規制緩和を求めながらやっています。

模範事業が出来たらお手伝いにまわります。
Posted by 赤い薔薇の騎士 at 2010年04月27日 21:31
ノミニケーション。 
飲まない私は、職場での「帰りに一杯どう?」は嫌いでしたね。 これは上司にとって都合の良い指示、暗示方法だと思っています。「今日は無礼講で・・・・」と言いながらちょっとしたことで怒りを爆発させ、自分が拙いことをすると「酒の席だから・・・・」と逃げる。 片道2時間以上の通勤の上、このような点が重なり嫌いになりました。
他人に飲むなとは言いませんが、飲むのが嫌な人も居ます。遠距離通勤で急いで帰りたい人も居ます。家庭で体調を崩した家族が待っているかもしれません。子供が勉強を教えて欲しくて、寝ないで待っているかもしれません。 飲まないから、付き合わないから・・・・と除外しないでやってください。
そして、ノミニケーションの帰りに、交通の便が良くない場所に住んでいる人が、飲酒・酒気帯び運転をする危険。
ノミニケーションを悪いとは思いませんが、ノミニケーション以外のコミュニケーション手段を確実にして下さい。そして、『飲んだら乗るな!乗るなら飲むな!』を徹底してください。
Posted by 緑区の小父さん at 2010年04月29日 14:30
連休でも出勤して残業している職場・職員がいることも事実です。がんばってください。
それでも、ナイトミーテングでお酒をのんでまで、上司のご機嫌とるのは?いかがなものか?
若手の新人や女性職員さんはつらいかも?
まあ、それで仕事が円滑に順調にいくならかまいませんが。(給与カットに耐えながら)
土・日・休日に通常の仕事をしている千葉市職員さんもいますから。
幹部(局長クラス)のメーセージが更新されてない幹部の方がいますね?写真つきで更新してくだい。なんでもいいですから?
期待して閲覧しているのですが・・・。
Posted by 新幹部 新乃助 at 2010年05月04日 14:41
皆さま、ご意見ありがとうございます。
飲みニケーションには賛否両論あるようですが、少なくとも私は上司と嫌々酒を飲むことを推奨しているわけではなく、部署を超えて付き合いを深めて欲しいという考えです。
あらゆる手段を活用して意見が言いやすい職場作りをする必要があります。
Posted by 熊谷俊人 at 2010年05月06日 17:28
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