今年度の千葉市の大きなテーマの一つが内部事務の見直しです。
職員の労力を少しでも省き、そのエネルギーを本来業務に集中させるため、また職員の時間外勤務を少しでも減らしてワークライフバランスを維持向上させるための取り組みです。
行政改革推進課で業務の見直しの取りまとめをしていますが、時間外を管理する総務部も両輪の一つとしてこの会議を中心に取り組みを進めます。
今回は各局の時間外縮減に向けた取り組み事例の発表と、4月の達成状況が前年度比較も交えながら報告されました。概ね殆どの組織が時間外縮減の成果を挙げています。主な取り組みとしては
・資料は簡素で最小限とし、手持ち資料など使用する可能性の低いものは作成しない、させない
・時間外勤務中は午後8時、9時、10時に声かけを行い、時間の経過を意識させる
・時間外勤務の事前命令、内容確認の徹底
・時間外勤務の計画を各自で策定し、共有する
・ノー残業デーを追加
・職員の流動配置や課内協力などによる労働の平準化
のようなものがあります。
もちろん、全てが上手くいくというものでもありませんし、単純に時間外を減らすだけでは弊害も当然出てきます。会議でも「自宅で仕事をする風潮が出て、情報流出のリスクが高まることも懸念される」「サービス残業に繋がることのないよう配慮を」「担当が時間外を減らしても課長補佐以上がその分を引き受け疲弊することも考えられる」などの意見が出ました。
時間外縮減には業務の見直しが不可欠となります。今後、各局から上がってきた見直し項目を精査していく必要があります。
いずれにしても時間外手当が税金から出ている以上、私たちは時間外を減らすという意識を組織として持つことが重要です。
意欲と能力の差を放置しては、同じことの繰り返しでは有りませんか?教育訓練に工夫を。若葉区長さんのクレーマー対策のように、具体的テーマでオンザジョブトレイニング。施設課で監督員をされると、日中は現場で、事務作業は必然的に残業。私も現場代理人当時はそうでした。