
●市長選挙での大きな約束の一つです
前市長が収賄容疑で逮捕され(ご本人は容疑を否定しています)、市長選挙で私は「二度とこういう事件が起きえない入札制度を確立する」ことを市民の皆さまに約束しました。そして、市長当選後、速やかに第三者を交えた千葉市入札制度検証委員会を立ち上げ、10ヶ月に渡って調査・研究・議論をして頂きました。その報告を受け取ることができ、一つ大きな約束に一定の結果を出すことができたと感謝しています。
もちろん、報告だけでは意味が無く、報告に盛り込まれた指摘と意見を十分に尊重実行し、市政の信頼回復を果たすほか、逆に全国に誇れる最先端の制度と運用体制を確立する考えです。
報告書の主な内容は以下の通りです。
・制度改革をしても抜け道が存在しては意味がない。発注者側のコンプライアンスこそが今の千葉市には求められる
・鶴岡前市政時代に不当要求行為等対策、公益通報窓口の設置などが行われ、熊谷市政によって市長および職員の倫理条例が制定されたほか、要望記録制度の導入が検討されている
・官側のコンプライアンスへの取り組みは熊谷市政下で加速しているが、厳しい倫理規定を設けるだけで満足せず、運用の厳格さが求められる
・倫理の弛緩が起きないよう、不断の倫理観の覚醒に努めるとともに、要望記録制度等の一連の制度を厳格に実行していくこと
・入札参加資格等審査会が短時間で大量の案件を処理しており、議事録も簡単なものしか残されていない。構成を早急に見直すとともに、入札不正をチェックする過程の効率化を図ること
・総合評価方式で特定の業者が有利にならないよう、有識者のヒアリング等を十分実施し、厳格な運用を維持すること
・予定価格の事後公表の試行にあたっては実施状況の検証、情報漏洩を防止するコンプライアンス上の対応を強化すること
・「千葉市入札適正化・苦情検討委員会」の審査が形式なものに止まりがちである。審査機能の強化、外部監査等の利用の検討をする必要がある
・公正入札調査委員会だけでは調査に限界があるため、県警との連携も行うこと
運用面にまで焦点を当てた意欲的な内容になっています。
制度・運用の確立、事後検証をしっかり行っていきたいと思います。
なお、この内容は市ホームページから見ることができます。非常に分かりやすい文章のため、一般市民の方でもご一読をお勧めします。
⇒千葉市入札制度検証委員会報告書
さて次が大事ですね。市長のおすすめで検証委員会の報告書を確認致しました。
確かに市民の皆さんが一読した方が良い内容に思えました。読み終えて目からうろこといいましょうか、深いため息が出ました。難しい事がすぐにはわからない私でも、どれほどに市政へ土着のしがらみが根付いてしまっているか、今までこのような制度がなかったから、市政が堕落したと言わざるを得ない事件が起きてしまったと思われるのか…、その他気付くことの多い報告書の内容に一安心です。
また改めて熊谷市長が、遠く関西から赴いて下さり、しがらみを一掃されることの重要性を心から有り難いと感謝せずにいられませんでした!
今の市長の熱意からは、「地位を利用しての金品の授受」など到底考えられませんが、困ったことにこれが千葉市に生まれ育った地域の政治家だとすると‥「俺は偉いからもらって当然!」…などと思うふとどきなおじさん達がいて、今もお元気なのかはよく分かりませんが、地元が千葉の人間にとってとても恥ずかしい一面でありますね。
もちろん人を憎むことで何かが解決しません事を私も承知の上で、制度・運用の確立、事後検証をしっかりと行われる以上に市長へ課せられた任務があるのではないかという気持ちになってしまいま〜す…。
本当に悪いおじさんが多いまちでごめんなさい!!と、いうことでしょうか。ああ、市長がその仲間にひどい目に遭わされていなければいいな、いくら謝っても謝りきれないほどの間違いを正すお手伝いを市民の立場で頑張ります。
不正即逮捕となれば、発注者側のコンプライアンスに寄与大かと思われます。
期待しています。