結論から申し上げると、千葉市では100歳以上の高齢者220人のうち、外国人登録の2名について死去または千葉市に在住していないことが判明しました。
このうち1名は1995年に死去、もう1名は1996年に国外に出国済みということが分かり、これで所在不明の100歳以上はゼロとなります。
なお、調査は市内に住民登録がある100歳以上の高齢者220人のうち、昨年12月から今年5月の期間において後期高齢者医療給付、介護保険給付の実績および生活保護受給の実績のない人たちを抽出し、職員が戸別訪問をして対面によって生存を確認する方式を取りました。
その結果、日本人3名と外国人登録2名が抽出され、日本人3名については登録住所にて生存されていることを確認させて頂きました。
出国済みの方に関しては入管との連係が不十分であったこと、また既にお亡くなりになっていた方についてはご家族から死亡届が出ていたにも関わらず、外国人登録原票を閉鎖していなかったという事務的なミスでした。
なお、このお二方は年金受給者ではないこと、また敬老祝い金といった市の支出も誤って支給した実績はないことを付け加えておきます。
いずれにしても千葉市でも100%ではなかったことが判明しましたので、今後は年1回定期的に今回と同様の調査を実施することにしたほか、外国人登録の方に対しては死亡届にも担当者の確認印を押印するなどチェック体制の見直しをすることにしました。
なお、外国人登録の方については国の方針のもと、千葉市でも住基システムへの統合を進めていますので、同様の問題が起きる確率は相当低くなると予想されます。
今回の一連の事件は、基本に忠実に職務を遂行する必要性を改めて実感した出来事であったと思います。
もちろん事務費はいただかなくてはいけませんが。これからの高齢化社会に対応するいろいろと参考になることが得られると思いますが。
そうしましたら、今日の午後のヒアリングに出るよりは明日の午前のヒアリングに参加したほうが有意義に思え、予定を変更しました。
加えて出先の静岡から持ち帰りました私の「子どもと人権」に対する取り組みとともに「孤立する高齢者の存在」を一緒に考えて、身近なところから社会問題の解決をさぐり、意見を同じくする私の仲間と尽力して参りたいと思いますのでよろしくお願いします。
なお、次の記事のコメントは、青少年育成委員会の夜のパトロールから戻りましたら、じっくり考えてお送りしたいと思いますのでお願い致します。
市長に笑って許してもらえるとありがたいです。
パトロールは無事終了ですが、実は今日巡回した地区にも高齢化の波は押し寄せていて、確か自治会長は対策を練られています。今度時間のある時にゆっくりと話を聞いてきて、市の方針との比較や協力点がないかなど寂しい思いをする高齢者がいなくなるような努力をしたいと思いつつ歩いてきました。それでは次の日記に移りますね。