千葉市は政令市であるがゆえに県とは半独立で動いているところもあり、どうしても県との連携が不十分に見える時がたまにあります。(もちろん、県と連携を密にしている部署もたくさんあります)
特に私が感じるのは市の施設紹介などで県の施設が紹介されていないことです。
図書館を紹介するページにも県立図書館は紹介されていませんし、ホールなどの文化施設を紹介するコーナーにも文化会館など県の施設は紹介されていません。それぞれの施設毎に実務レベルでは連携されているのですが、市民への紹介となると市の施設だけを紹介してしまうきらいがあります。
市民にとっては県の施設だろうと市の施設だろうと国の施設だろうと関係ないわけです。私たち市は市内にある市民に役に立つ施設の紹介をするべきですから、もっと広い視野を常に持つ必要があります。この点については見直しを検討中です。
同種のことは観光施策などでも言えます。
市の観光施策というとどうしても市内の魅力をPRしたり、市内農産物のPRやそれを活用した名物料理の創作などにこだわりがちです。
しかし、千葉市は県都である以上、市外の人から期待されていることの一つに「千葉県全体の魅力を感じられる県都」という側面があります。である以上、私たちは市内の魅力PRだけに囚われず、例えば外房・内房の海産物・農産物を千葉市内で味わって頂くための仕掛けを考えるなど、県都ならではの取り組みがきっとできるはずです。
行政は日々真面目に業務を遂行していますが、どうしても組織としての枠に収まってしまいがちです。庁議や研修などでは何度も伝えていますが、組織全体に浸透させるのは一朝一夕ではいかず、継続して伝えていこうと思っています。
これをご覧の皆さまも普段お感じになっていることがあれば是非お教え下さい。
>私も言いたい事あるさんの意見に「名札の導入と書類の担当者欄附」なる事項が有ります。たらい回しや、窓口不快の歯止めに一考を。
私は音楽を聴くことが好きで良くコンサートに通うのですが、県にはプロのオーケストラ、ニュー・フィルハーモニー・オーケストラ千葉があります。ご多分にもれず予算不足で運営に四苦八苦していると聞きます。
ところが千葉市は東京フィルハーモニー交響楽団と提携し定期的に演奏会を催しています。
同じ千葉でありながら何故このような無駄な事をするのか、何故もっと県のオーケストラを市でも活用し育てようとしないのか、市民で県民でもある私には疑問に思えます。
熊谷市長らしい新しい発想に賛成です。と、いうのは、やはり千葉市以南の内房総は情報の収集・発信が非常に困難に思えます。県都千葉市がその苦手部分を担い、他市が材料を調達するのは利にかなった方法と思いますし、また千葉市と他市の共同作業が情報交換につながっていくでしょうから、県との連携もある程度速やかになり、業務上の視野が広がる可能性も大きいのではないかと感じます。しかし新しい事をしようとする時に、試行錯誤があったり、対立意見が出てきたりするため、今の時点では自分の考えを断定できない部分もあるのですが、とりあえず私が実家にいたころの痛切な思いをお伝えできればよいのかなとも思って、送信します。
それから、今後県外や市外で感じられる事もあると思いますので、その時には自信を持って伝えられるといいなと思っております。