青少年の健全育成、生涯学習、ボランティア活動など様々な分野から表彰をするものです。
ただ、私がこうした表彰式に出席していて思うのは表彰の対象者の選定基準や方法は昔と全く変わっておらず、例えば青少年の健全育成にしても古くからある団体のほかにも様々な団体・グループが取り組んでいます。しかし、未だに行政の表彰は古くからある団体の推薦に基づいて実施していることが多いです。今時代は急速に変化しつつあります。従来の様式をそのまま続けるのではなく、これからの時代に合った方法は何か、もう一度見直すタイミングに来ています。

その後、きぼーるで行われた社会福祉協会ちば中央地区部会が開催した「住民による防災塾」に出席し、阪神大震災の被災経験とそれを踏まえた行政と地域の役割について話をさせて頂きました。
大規模災害が起きた時には消防など行政の専門機関は大きな被害箇所に集中することとなり、各地域の細かな災害にまでなかなか救助の手が回らなくなる可能性があります。その時に地域の人を救えるのは地域の人以外にありません。普段から非常時を想定し、実践的な準備を進めておくことが何より重要です。この防災塾は平成20年度から実施しているそうで、こうした取り組みがモデルケースとなり、千葉市全体に広がっていくことを期待しています。

その後は淑徳大学に移動して関東自治体学フォーラムinちば2010に出席し、講師の西尾先生たちと昼食をしたほか、挨拶をしました。
地域主権改革は先行き不透明なところもありますが、地方分権の流れは加速しつつあり、自治体自身の役割が今まで以上に重要になってきています。自治体の職員に求められる役割も変わりつつあり、気概を持ち、現場の問題を確実に条例や法律の改善にまでつなげることができる意識・能力も必要になってきます。

今後も自治体職員に求められる課題は広範囲に及びそうですが、皆様の気概をしっかりと受け止められるように市民側のサポートを推進します。