これは収支不足300億円以上という、かつてない厳しい予算編成に直面し、市民生活への直接の影響を少しでも軽減するためイベント関係への補助金の多くを休止したためです。
休止の判断をした時から予想はしていましたが、昨年末から
・なぜイルミネーションが無いのか
・中心市街地が寂しく感じる
・財政難でもこういう部分をカットすると街が暗くなる
などの意見をたくさん頂きました。
ただ、その意見の多くは「2、300万円くらい…」という考え方が根底にあるようで、1,000万円以上も毎年税金を投入していた事業だと知った上で存続を求めている方はあまりいらっしゃいませんでした。
私自身、イルミネーションは好きですし、できることなら継続したいと思います。
しかし、イルミネーションに限らず千葉市の様々なイベントが市からの補助が前提、事務局すら市役所が実際担っていることについて私は前から疑問を持っており、事業の復活にあたってはもう一度初心に帰る良い機会にしたいと考えていました。
イルミネーション事業の予算は千葉市が1,000万円以上も補助を出しているにも関わらず、商工会議所や地元商店街の負担金が数十万円レベルでした。
この事業は元々は中心市街地活性化が目的ですから、その恩恵を受ける周辺商店街や商工会議所などが資金面でも事務面でも中心に動かなければなりません。千葉市がその殆どを出資し、そして千葉市職員が事務局となって動いている現状はあまり好ましいものではありません。(もちろん、地元経済界の中には寄附に応じている企業もたくさんありますし、イルミネーションを盛り上げるために様々な活動に尽力されている方もいらっしゃいます)
今回、様々な方面から復活要望が上がってきた時に、私たちが条件としたことは以下の通りです
・地元商店街、経済界が中心となって実施する事業であるということを明確にすること
・事務局も市ではなく地元が担うこと。ただし、市も様々なバックアップを行う
・資金については地元商店街、経済界が中心となって集めること
・千葉市は400万円を上限に負担する。ただし、他が負担した金額以上には負担しない
この条件で実現してみせる、と地元も立ち上がって頂けることになりましたので、異例ではありますが、1年の休止を経て新年度予算案に盛り込むこととなりました。議会で予算案が承認頂ければ、今年の年末は中央公園に限ってですが、イルミネーションが点灯することになります。
今後、事務局が募金活動などを行うと思いますので皆様も是非ご協力をよろしくお願いいたします。
てっきり、ハロウインの家庭用外灯のように昼の太陽で充電して、夜光らせる方式かと思っていました。そのため、あんなに派手につけられるのかな?と思っていました。
市長のブログを読んでいると本当に勉強になります。
スポンサーを探す、マリンスタジアムのような募金を展開するなど、イルミネーションの継続を望む人々の最大限の努力が大前提です。
電気代というよりは設置工事費が高くついています。また、スポンサー・募金をするべきとのことですが、もちろんそれが大前提ですし、地元も頑張るとのことです。
市とまた関係者の立場・気持ちを最大限組みできる範囲でお捧げ致しますね。