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2011年03月05日

新年度はさらなる病院改革の年

議会で予算を始めとした各議案を承認して頂きましたので、新年度の取り組みについてブログで順次説明をしていきます。
まず大きなところでは病院改革です。

●4月から市立病院の独立性が高まります
千葉市では海浜病院と青葉病院という2つの市立病院がありますが、今年の4月から地方公営企業法の全部適用に移行し、病院事業管理者のもとで経営の独立性を高めます。
それに伴い、医師や看護師も増員し、医療サービスの充実を図るとともに、医療収益の増大も目指していきます。

●病院は手厚いサービスによって収入も増える
医療というのは面白いもので、国が目指す高度な医療や手厚い看護などを行うと医療報酬が一気に増え、病院の収入拡大に繋がるようになっています。
例えば、昨年5月から私のマニフェストに基づき海浜病院に地域周産期母子医療センター(NICU(新生児特定集中治療室)などを有し、リスクの高い妊娠に対して高度な医療を行う施設)を1億円以上かけて整備しましたが、それによって医療報酬は一気に増大し、整備費分は既に回収できている状況です。しかもこの整備にあたっては県の補助金も受けることができましたので、なおさら意味がありました。

●外部からも人材を招聘
私が市民の方に「市立病院の医師や看護師を増やします」と申し上げると「人件費が高くなって経営効率が悪くなるのでは?」というお声を頂くことがありますが、このように医療は国の医療報酬などを分析した上でスタッフの増強をした方がむしろ経営効率は良くなる側面があります。
こうした医療サービス充実と医療収益の拡大を戦略的に推進するために両市立病院の経営独立性を高めるために4月から新体制でスタートするもので、元千葉大医学部教授の守屋秀繁・鹿島労災病院長を病院事業管理者とし、さらに経営企画部門担当の課長として民間病院等の経験が豊富で組織マネジメントに精通した人材を公募しました。これら外部の人材と両市立病院の優秀なスタッフが力を合わせて経営改革を進めていくことを期待しています。

●まずは7対1看護の実現を
今後、まず私たちが何としても実現をしたいのは7対1看護の実現です。これは看護師1人が対応する患者数のことですが、現在の両市立病院は10対1看護です。7対1看護になると医療報酬が相当増えますので、多くの大病院は殆どが7対1看護を実現しており、一時期看護師の争奪戦が起きたほどです。
現場で働く看護師にとっても負荷軽減が図られ定着率も高まることから、平成24年度には7対1看護を実現し、手厚い看護態勢と医療収益の拡大を目指します。

●24時間の院内保育も来年度実現
また、上記実現のため、そして医師の確保のために、以前より現場から要望の高かった院内保育所における24時間保育を開始させます。
医師や看護師は夜勤などがあるため、お子さんをお持ちの方に安心して仕事をしてもらうためには24時間体制で保育をする院内保育所が必要との意見が出されていました。私が昨年2月に海浜病院と青葉病院を視察し、現場の医師や看護師と意見交換した際にも両方のスタッフから要望を頂いています。
今年4月から、院内保育所で週1日24時間保育を開始させ、利用状況などを見て、更なる拡充が必要か検討します。また、古くなっていた青葉病院の院内保育所は病院敷地内に新たに設置し、通常の保育も含め充実を図ります。

2010年2月16日の日記:海浜病院視察、意見交換
2011年2月17日の日記:青葉病院視察、意見交換

これら改革によって来年度、一般会計から市立病院の赤字補填のために繰り入れる金額は何億円も削減され、千葉市の財政再建にも大いに寄与することになります。
今後も現場の声を十分汲み取りながら、戦略的な病院経営と市民により良い医療サービスの提供を目指していきます。
この記事へのコメント
私からお願いしたいことが二つあります。

一つは精神科の医師の強化。私にはで市立病院にて治療を受けている友人がおりますが、医師によるパワハラめいた言動がなされていると聞きます。セカンドオピニオンを外部の医師に求めようとすると、それを阻害する。入院を求めても取り合わず、他の病院への紹介も拒否する。
友人の話だけを鵜呑みにするわけにもいきませんが、苦境に立たされ続けているのも事実です。
また精神科の医師が極めて少ないため、同じ院内での相談も難しいと聞きます。
精神科の患者さんは、ご自分の力ではどうにも現状を打開できないから、病を得たのです。
青葉病院の精神科外来をたまに覗きますが、他科に比べ閑散としています。医師が少ないから患者も少なく、それゆえに患者を囲い込む、穿った見方かも知れませんが、そのように取れなくもないです。これは私の友人だけでなく、他の患者さんにもうれしくない状況です。ぜひ改善をお願いしたいです。

もう一点は、先の議会で小田求市議が取り上げた、入院児に対する教育とボランティア活動についてです。
私は宮城県仙台市において、三つの病院で子どもたちへのボランティア活動をしておりました。その活動を通して感じたのは、子どもたちが刺激に飢えているということです。
小田市議の質問への答弁をうかがうと、既に院内学級も設置され、教育面では充実しているように感じました。
しかし子どもは勉強だけで暮らすのではありません。遊びも非常に重要です。
疾患により、制約があるのも事実ですが、ベッド上であっても寝たきりであっても、遊びは可能です。遊びによる精神の解放は治癒力を向上させるとも聞きます。
しかし小田市議の所見にも含まれていましたが、この役割を親御さんや医療従事者に求めるには、負担が大きすぎるのも事実です。
例えば親御さんが休息を取る間、ベッド脇で見守るとか、病棟を訪ねて歌や手品を披露するとか、ちょっとした時間を子どもに提供する方がいらしたら、彼らの闘病生活はずいぶん楽になるでしょう。
私は重い疾患で死を待つばかりの子どもたちとも関わってきました。他愛もない話を10分することだけでも、彼らはよろこび私を心待ちにしてくれていました。
こうした見地から、ぜひボランティアの導入をご検討いただきたいと思います。市立病院で充実したケアがなされれば、それを知った他の病院も後に続くやもしれません。実は一般病院の入院児こそ何のケアもなされていないことが多いです。

理想的なモデルをまず構築することは、千葉市だけでなく近隣、ひいては日本全体の手本となると私は考えます。
改革事業の中でそうした現状も浮き彫りになるかもしれませんが、ぜひ良い方向に変革し、より良い医療により患者さんの苦しみが早く癒えることを願います。
Posted by 高橋元子 at 2011年03月07日 13:23
高額医療の目玉は、重粒子線治療ではないでしょうか?幸いにも地元に’放医研’を抱え医療の交流を図れるのではないでしょうか。
Posted by 稲毛区:草間 at 2011年03月07日 13:47
高額医療の目玉は、重粒子線治療ではないでしょうか?幸いにも地元に’放医研’を抱え医療の交流を図れるのではないでしょうか。
手厚いサービスの一環に。
Posted by 稲毛区:草間 at 2011年03月07日 13:48
ご意見ありがとうございます。
精神科の件に関しては今後の病院運営の参考とさせて頂きます。
また、入院児童に対するボランティアなどの導入についてですが、現在でもボランティア団体の協力を頂いています。今後はより広く協力を求めるため、そうした要望があることを市民が知ることができるよう広報手段などを工夫していきたいと思います。

また、重粒子線治療を目玉にというご意見はその通りだと思います。放医研の治療のため、市立病院には医療収益は入りませんが、放医研との連携強化を進めていくことはより良い医療サービス提供のためには重要と考えます。
Posted by 熊谷俊人 at 2011年03月08日 09:54
最近聞かれなくなりましたが、まさに日本が生き残る‘第三の道‘を千葉市が先頭に立って実践しているようで、誇らしいです。
Posted by 13日はフクアリへGo! at 2011年03月08日 12:20
地域周産期母子医療センターの整備費回収状況から、少子化・人口減社会における尊い命が救われていると知り、また7対1看護の実現、来年度院内保育所で24時間保育開始は関係者待望の改革で、市長が現場の声を充分活かした躍動感、合理性のある取組内容をご説明頂きまして幸いです。
Posted by じゅん at 2011年03月09日 23:27
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