予算上の対応としては、
1.今年度中に早急に修繕などの対応が必要なもの ⇒ 既定予算で内部対応
2.避難者の受け入れなどに必要な災害救助費・職員の時間外手当 ⇒ 予備費充用
3.道路の応急工事や設計など大規模かつ早急に行う必要があるもの ⇒ 今年度の補正予算
4.復旧のための本格工事など期間が必要なもの ⇒ 来年度の補正予算
という考え方で財源を順次措置し、スピーディな復旧活動を行います。
3については25日付けで13億円の補正予算を専決処分で組みました。財源は災害復旧事業債が11億、財政調整基金の取り崩しが2億円です。
今後残りの復旧費用を来年度の補正予算で組むわけですが、財政健全化の取り組みには大きな影響は与えません。
今回の地震による被害は激甚災害の指定がなされ、その殆どが交付税措置や財政的補助が行われるため、実質公債費比率などの財政指標には大きな影響は出ません。
「これで千葉市は早期健全化団体に近づくのでは?」という声を頂きますが、今まで進めてきた財政健全化プランは今後も着実に推進していくことが可能です。
ただ、臨時財政対策債と同様、見た目の借金残高が増えてしまうことは事実です。
このような状況ですので、分かりやすい言葉で、どんどん情報を発信してください。
市民として大変助かっています。
現在では千葉市にとって重要な地区であり、道路、学校などを急いで復旧させるために、市長の行った「緊急復旧費用13億円」専決処分は、議会でも承認されるものと思われます。
2項の"職員の時間外手当"については職員に強制できませんが、「ボランティア精神で・・・・・」とお願いしたくなります。
今回の災害への対処と、早期健全化団体転落阻止とのバランスを考慮しての舵取りを今後もお願いいたします。
何日か前の新聞に「生活保護は、被災者を受け入れた自治体の責任で財政負担を」という記事がのっていました。
生活保護費が市財政を圧迫している中で、ますます圧迫してしまうのではないしょうか?
一時の負担ではなく、長期的な負担になってしまうのではないのでしょうか?
作ってから、今回のような地震が発生して液状化した泥に多数の車が埋まってしまっては遅いです。幸町では災害が発生したようですので、「未だ今なら間に合う」の気持ちで検証を。