この時期に選挙を行うことに様々な意見があろうかと思いますが、災害時に最も身近な地方行政が機能するかどうかは住民にとって重要であり、その地方行政をチェックし、提言を行う地方議会の役割は重要です。
私も阪神大震災に被災するまでは政治と言えば国政というイメージでしたが、震災後は災害対応や復興支援において地方自治体の重要性を肌で実感しました。
この時期の選挙なので有権者が関心を持つ政策も防災になり、候補者はどうしても防災を中心に訴えざるを得ないかと思いますが、千葉市政は他にも多くの論点があります。是非幅広い政策について耳を傾けて頂ければ幸いです。
千葉市は財政再建中ですから昔とは変わってきていますが、選挙では候補者はどうしても「●●を増やします」「●●を整備します」といった、有権者にとっては有難い主張をしがちです。もちろん、そうした主張も重要ですが、それらは全て多額の税金を要します。これからの少子超高齢化社会を見据え、「●●を見直します」といった削減や見直しについても言及しているか、その点も判断基準となるでしょう。
4年前の選挙と違い、現職の市議でホームページやブログなどでこまめに活動を報告している議員も多くいますし、ブログは無くともホームページで毎議会の報告を行っている議員もいます。
今までは選挙の時にまとめて4年間の実績を訴え、それで判断するしかありませんでしたが、今はネット上だけでも4年間どのような活動をしてきたのか時系列で見ることができることは大変素晴らしいことだと思います。
なお、保守系の議員はホームページやブログを行っていない場合もありますが、決して活動をしていないわけではありません。そのような議員の実績を知りたい場合は直接、事務所に連絡を取ってみることをお勧めします。有権者が思っている以上に政治家・候補者は一人ひとりの有権者を大事にしているはずです。
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現在は市長の専決処分で「緊急復旧費用13億円」が組まれていますが、今回の市議選で選出された議員の最初の仕事がこの事案の検討となりますね。そして、今年度予算の組替えも在り得るかも・・・・・ですね。
今年の選挙は従来と異なり、騒々しくない分、じっくりと選べそうです。市議会議員候補の@財政再建、A緊急復旧、B世代融和、C情報開示、Dビジョン等を見極めて選出したいです。
他人に流されるのでなく、棄権しないで自分の代理人である議員を選ぼう!