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2011年08月05日

交付税が当初より大幅増に

平成23年度の普通交付税・臨時財政対策債の額が閣議決定されました。
千葉市は普通交付税が88億1700万円で昨年度と比べ45億3400万円の増、臨時財政対策債が236億8900万円で昨年度と比べ11億4800万円増です。

これは千葉市の財政再建上、非常に重要な意味を持ちます。
平成23年度の予算上では普通交付税を52億円としていましたので36億円以上の上振れ、臨時財政対策債も合わせると63億円ほど上振れとなりました。

私たちが当初予算で交付税を比較的堅めに見ていたということと、小泉内閣の三位一体改革などで削られてきた地方交付税を民主党政権が復元してきたこと、何よりこの前の国勢調査によって千葉市の人口が住民登録よりも相当多いことが分かり、国勢調査の居住実態によって算定される基準財政需要が増え、その結果交付税にも反映されたことが大きな要因です(実は国政調査の結果とそれに伴う財政への好影響をブログで書くことを失念していました)。

予算繰りが楽になるのはもちろんのこと、今後も交付税算定の際にはこの人口増が基礎となりますので、財政健全化プランなどで想定していた以上に収入が確保できることが見込まれます(実質公債費比率も計算式の分母が大きくなることで数値が低くなります)。
もともと財政健全化プランでは期間中の経済成長率を0.1%と置くなど厳しい環境を想定して策定しています。

9月には議会において平成22年度の決算を審査して頂きますが、職員の奮闘と市民のご理解により、確実に債務は減少してきており、今回交付税の大幅増が確実になったことは財政健全化への道筋をつけていく中で大きな前進要素となります。
今後は財政健全化プランの中間見直しなど行い、脱・財政危機宣言の目的達成に向けた具体的スケジュールや目標数値などを詰めていく時期に入っていきます。

※8/6補足
国勢調査の部分ですが、住民登録上の人口と実際に居住している人口は往々にして異なります。例えば学生は実家に住民登録を置いたままにしているケースもありますし、都市部には住所不定の人も比較的集まりがちです。
地方自治体は住民登録よりは実際の居住人口に応じて行政コストが発生するため、国勢調査で判明した実際の居住人口に応じて地方交付税を算定することとなっています。6年前に実施した国勢調査で住民登録上の人口と実際の居住人口との乖離率が分かったので、その後は住民登録上の人口にその乖離率を掛けることで実際の居住人口の推計値を出していたのですが、昨年の国勢調査でその乖離がさらに大きくなっていることが判明した次第です。
posted by 熊谷俊人 at 14:29| Comment(6) | TrackBack(0) | 財政・予算 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
嬉しい便りで良かったですね。当然市長の喜びは、市民の喜びでも有ります。ただ子供手当ての件は大変しんどいですね。
Posted by 稲毛区:草間 at 2011年08月05日 21:11
嬉しい誤算といったところなのでしょうか。
これも、ここまでの地道な努力があってこそなのでしょう。
これを機に、財政再建に一層の拍車がかかることを期待しています。

明るいニュースは歓迎ですが、財政健全化プラン策定の根拠ともなる千葉市の人口を正確に把握しきれていなかったところは少し気がかりです。
5年に一度の国勢調査をしなければ正確な人口を把握することはできないものなのでしょうか?
仕組み上、仕方のないことだったのかもしれませんが、今後検討、改善の余地があるのではないかと感じました。
Posted by 稲毛区民 at 2011年08月05日 22:57
ご意見ありがとうございます。
私たちは学生や住所不定者のように住民票を千葉市に移さずに居住する人を把握することはできません。
5年前の国勢調査で判明した住民登録上の人口と実際の居住人口の乖離率をその後適用して人口推計をしているわけですが、この5年間の間にさらに乖離が広がっていることが分かりました。
Posted by 熊谷俊人 at 2011年08月06日 05:18
なるほど。
人口の件はそのような事情があるのですね。
明快なご回答をありがとうございました。

人口が住民登録よりも相当多いことが分かったとのことですが、今回判明した千葉市の人口は100万人を超えていたのでしょうか?
もし100万人を超えていたのであれば、市制施行90周年を飾るにふさわしい記念すべき出来事なのではないでしょうか。
(公称人口数の算出が実人口ベースでなされているのか、住民登録ベースでなされているのかは存じておりません。36億円もの上振れをするほどの乖離であったのであれば、少し期待をしてしまいますね。民主党の復元による影響のほうが強かったのでしょうか?)
Posted by 稲毛区民 at 2011年08月06日 07:16
それほど人口が増えていたわけではありません。数千人の差ですが、それでも交付税算定の中では大きな数値です。
民主党の復元も含めて要素が重なっての増額ですね。
Posted by 熊谷俊人 at 2011年08月07日 14:16
住民票を移さずに市内に居住する人を把握する事はやはり難しいのでしょうか?
それこそ、水道料金の徴収記録からある程度は把握出来そうな気がします。
生活している以上、水道は使用しているはずです。メーターが一つしかないような寄宿舎などでは無理ですが。
電気やガスと違い水道は公共サービスですので、そのデータを利用すべきと思います。
Posted by 緑区民 at 2011年08月26日 20:51
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