それによると冬期の需要は最大で5,150万kwと予測、供給力は5,370~5,490万kwを確保できるため、無理のない範囲での節電の協力をお願いするとのこと。
原子力は再稼働の目途が立っていないため12月末で250万kw、1月以降は140万kwまで落ち込んでおり、老朽化した火力と震災後緊急に整備したガスタービン等の発電施設によって何とか持っている状況です。
また、揚水式水力で800万kwを発電することになっていますが、もともと揚水式水力発電は夜間も自動的に発電し続ける原子力の電力で水をくみ上げ、日中に水力発電に活用するものですから、現在のようにわざわざ夜間に火力で発電した電力で水をくみ上げるのはエネルギー効率としては非常に悪いものがあります。
原子力の再稼働はそう簡単に認められるものではないでしょうから、老朽化した火力発電や火力による揚水式水力発電ではなく、エネルギー効率の良い火力発電への移行が必要になってきます。
いずれにしてもできる範囲で節電に協力していきますが、冬の電力ピークは17~19時あたりのため、行政として取り組める範囲に限りがあるのも事実です。
再生可能エネルギーも普及も含め、市として継続して取り組んでいきたいと思います。