結果はいずれも不検出でした。
なお、検査方法は1ベクレル/kg未満まで検出できるゲルマニウム半導体検出器による検査です。
仮に測定限界値(約0.5ベクレル/kg)ギリギリだったと設定して、1週間でどれだけ内部被ばくしたか計算すると、0.00005mSv前後となります。
千葉市は原発事故後すみやかに給食食材については産地確認を徹底し、安全な給食の提供に努めることとしましたが、市民の一部からは「産地確認だけでは安心できない」との意見があり、議会で検査を求める陳情が採択されたことから、スクリーニング検査を開始しました。
検査を開始し、問題となる食材は使用していないことが検査結果から分かるわけですが、今度は「一部の食材のみを検査するスクリーニング検査では漏れがあるのではないか」という心配の声を頂きました。
そこで、給食食材については食材に含まれる放射線量ではなく、実際に給食1食分を1週間分保管し、丸ごと測定することで、実際にその児童が1週間でどれだけ被ばくしたのか、はっきりと数値で示すこととします。
空間放射線についても言えることですが、不安には終わりがないことを感じます。
特に放射線量の捉え方については専門家や行政と、心配される市民では違いがあり、千葉市の空間放射線量の測定結果を見れば外遊びを心配する必要がある地域ではないことは明らかですが、0.18mSv以下で無ければ危険だという人もいます。
また、例えば雨どいの直下では比較的高い放射線量が測定される傾向にありますが、その場所は長時間居る場所ではありませんから、相当高い数値で無ければ大きな心配をする必要はありません。しかし、そのように行政から説明されても、少しでも高い数値を見てしまうと不安になる市民の方がいらっしゃるのは事実ですし、不安になる気持ちにも一定の理解はできます。
放射線量ではその数値が実際に被ばく量にどう影響するか、人それぞれで解釈が違い、「大丈夫です」「いや、危ない」の問答が延々続き、終わりがありません。
そのため、解釈に違いが出ない、実際の被ばく量を見せていくことが重要です。
空間放射線量についても市内全ての保育所(園)・幼稚園、小学校、公園などで測定を行っており、今のところ問題となる数値は測定されていませんが、こちらについても解釈に違いがあるため、空間放射線量を積算できる測定器を購入し、実際に子どもがその地域で1週間どれだけ被ばくするのか数値で明らかにし、その上で対策が必要な地域なのか議論することとします。
もちろん、私たちは放射線の影響を楽観視しているということはなく、放射線医学総合研究所など専門機関の知見も活用しながら、適切な対応を取ることとしています。
⇒空間放射線量率の測定結果について
⇒給食1食分(提供食)の放射性物質検査の実施について
是非頑張ってください。
市内の道路整備は市民生活向上のためにも、経済活性化のためにも必要と認識しています。
私たちも順次用地取得・整備を進めていますが、予算には限りがあるため優先順位を付けながらの進捗になることをご理解下さい。
なお、穴川IC周辺の混雑については私も市も国道事務所も課題と認識し、解決手法について協議しています。歩道を無くして解決できるものではありません。