市役所は7,000人以上いる組織ですから、当然職責を十分に果たせない職員は一定数存在します。そうした職員の資質の向上を今まで以上にサポートするため、具体的指導ルールなどの明確化を行います。
そして、このプログラムによっても勤務実績が改善されない場合には、降任・退職を勧奨するなど必要な措置を講じていきます。場合によっては分限免職もあるかもしれません。
対象は勤務実績が良くない職員や職に必要な適格性を欠くと疑われる職員です。
なお、心身の故障の疑いが認められる職員には、別途受診勧奨・命令を行い、休職を命ずるなどの適切な措置を講じます。
市職員の殆どは市のため市民のために日夜奮闘しています。
しかし、一部の職責を十分に果たせない職員が存在することで市民の職員への信頼が揺らぐほか、職場における不公平感等にもつながりかねません。
伝家の宝刀である分限免職も千葉市では一度も適用例が無く、また適用する場合の明確なルールが定められていないことが問題と感じており、制度の検討を指示し、所管で検討を重ねた上で今年の4月から適用することとしました。
もちろん、退職勧奨や分限免職を適用することが目的ではありません。
具体的に退職勧奨や分限免職へのルートを示すことで抑止力がある程度働くことも期待していますし、このサポートプログラムで明確なルールに基づいて市を挙げてサポートをしていきたいと思います。