13年、館長を務めて頂いた小林忠氏が3月31日をもって退任し、4月1日から新館長として慶應義塾大学名誉教授の河合正朝氏を迎えることとなりました。
小林館長には「千葉市美術館ここにあり」と言われるほど、評価をして頂ける美術館にして頂き、いくら感謝してもしきれません。
着眼点の良い企画、そして丁寧な展示、こうした千葉市美術館の良さは小林館長と学芸員の素晴らしいコンビネーションで生まれたものです。
私たちはいつまでも館長を続けて頂きたい気持ちでしたが、学習院大学教授を70歳の定年で退任することに合わせて公的な役職から退かれるとのご意思を尊重することとしました。
新館長の河合氏も日本美術界の中では著名な方ですし、小林館長と以前から親しく、また平成15年から現在まで千葉市美術館を運営する千葉市教育振興財団の理事を務めて頂いており、市美術館の運営について貴重なご意見を頂いています。小林館長とはまた違った視点で素晴らしい運営をして頂けるものと期待しています。
小林館長から河合新館長への交代はなかなか贅沢なバトンタッチだと思います。
左が河合正朝 新館長、左が小林忠 館長