マラウイ共和国はモザンビークやタンザニアの内陸にある国で、日本との交流を促進するため、首都圏の政令市を訪問しているとのこと。地方自治体や議会を整備している最中のようで、日本のシステムも参考にする目的のほか、コンピューターや救急車など不要なものを援助して欲しいとの内容でした。自治体で不要になった消防車や救急車は様々な機関を通して発展途上国などに寄贈されており、千葉市も同様に寄贈しています。今後はマラウイ共和国にも寄贈できるよう配慮することをお伝えしました。
この日は他にも宮城県塩竃市長が来訪。
千葉市は4月から1年間、市職員を応援で派遣しており、そのお礼ということでお越し頂きました。
復興の状況を伺いましたが、塩竃市は沖合いに島があり、その島が津波の防波堤の役割を果たしてくれたため、被害は他市町村より少ないこと、仙台市を除けば人口密集度が一番高く、恵まれた環境にあったことなどから、復旧復興はかなり早いペースで進んでいるようです。
震災直後に千葉市から支援物資が届き、大変助かったというお話も伺いました。震災後、市民の方々から品目を特定して救援物資を受け付けましたが、その送付先の一つが塩竃市でした。生理用品など、細かい品々が多かったため非常に避難所で喜ばれたそうです。今回の震災をきっかけに備蓄品のあり方についても考えさせられたとのこと。救援物資を保健福祉センターなどに持ち込んで頂いた皆さま、ありがとうございました。