県内をいくつかのブロックに分け、それぞれの市長村長がそれぞれの地域の課題について要望をし、意見交換をするものです。
こうした場に出席すると、政令市と一般市の違いについて明確に認識をします。
他市の要望事項には必ずといっていいほどインフラ関係、特に道路整備についての要望があります。国道県道の管理を移譲されている政令市は自分たちの判断と財源によって道路整備ができるのに対し、その他の市町村は重要な基幹道路の殆どは県に要望して予算をつけてもらうのを待つしかないという立場です。
千葉市も現在千葉港で行われている桟橋整備のように、市に権限がない港湾部分においては、ひたすら県に早期整備を求める立場ですが、これが他の道路も含めてだとするとかなり大変だということが分かります。
なお、私から森田知事に対して3点要望しました。
一つは羽田空港再拡張に伴う騒音問題に対して知事のリーダーシップを発揮して、早期改善を図ってもらいたいということ。現場に是非視察にも来てほしいということも合わせて求めました。
二つは企業誘致に関する取り組みについて。千葉市は今年4月から雇用奨励補助金・法人市民税の100%補助・市内企業の大規模投資への補助といった思い切った補助制度を導入しています。より競争力を高めるためにも県側の補助制度を拡充する必要があります。茨城県や大阪府のような思い切った施策も検討して頂きたい旨を伝えました。
三つに人口減への対策について。総武線・京葉線といった路線毎の魅力を高めていくため、県と関係市で連携して取り組んでいくことを要望しました。
この意見交換会の最中に、石原都知事の辞任表明のニュースが流れ、森田知事も驚いていた様子でした。
石原都知事と交流のある森田知事に期待していた首長も多く、少し残念な気がします。
【関連する記事】
なぜ人口が減ることへの対策が必要なのですか。人口が減れば通勤ラッシュも減るし、住む家は広くなるはずです。
要は経済の縮小を恐れていると思うのですが、貧乏人が大勢いる街より余裕のある人が少しいる街のほうが誰にとってもいいと思います。
市のGDPよりも市民一人当たりGDPを増やす政策をお願いします。世界には千葉市よりも人口が少なくても魅力的な街はあります。
経済的にも自然環境的にも治安の面でも、モデルとなる街はあります。
千葉市だけの話ではなく日本全体に言えることですが、国会議員はバカばかりですので、せめて千葉市だけは沈没しないでほしいと思います。戦後は質より量を求めて成長してきましたが、いまは成熟時代ですので量を求めることは間違っています。
人口は増やすものではなく「増えてしまう」ものです。
「千葉市は人口が減って住みやすくなりましたよ」と発信したらみんな千葉市に転入してきて増えてしまうかもしれませんが・・・
ご意見はごもっともだと思いますし、実際に人口減を見据えた街づくりに既に千葉市は着手しています。
しかし、かといって高齢化ばかりが進み、若い世代がいなくなれば街は成立しません。緩やかな人口減少と高齢化を成し遂げるためには一定の施策が必要です。