その後、気仙沼市長・名取市長・宮城県次長がお越しになり、職員派遣の御礼を頂いたほか、今後の継続派遣・増員について要望を頂きました。
千葉市自身も液状化によって美浜区が災害救助法適用地域となっており、今も液状化を防ぐための調査等を進めていますが、決定的に人員が不足している東北の自治体を支援するため、昨年度より職員を派遣しています。全国的から東北に職員派遣が行われていますが、人材を多く抱える政令市がかなりの比率で派遣しています(千葉県内の自治体から宮城県への職員派遣12名のうち、千葉市からは6名)。
復興の状況を伺ったところ、複雑な権利関係、住民毎に生活再建のスピードが違う中でエリア全体の復興を進めることの困難さ、現行法令では適用できない地域や事象の存在、職員の疲弊などなど、現場の窮状がひしひしと伝わってきました。
職員も震災後から無理をしながら復興事業に従事しているものの、復興計画の住民説明などでは住民から厳しい意見をもらうことも多いようで、精神的にかなり参っている状況もあるようです。
来年度も引き続き、東北を応援したいという職員を派遣し、東北の復興を自治体としても支援していきたいと思います。