これはかなり大きな見直しになります。
人口減少時代を見据え、今までの拡大路線から身の丈にあった計画に舵を切ってきましたが、今回の見直しもその一環として大きな意味を持つものです。
千葉市の都市計画道路の約7割は整備が完了していますが、このうち歩行者専用道等を除いた計画道路の未整備延長は約96kmで、都市計画決定から20年以上経過しています。
この計画された道路全てを整備するにはおそらく100年以上の歳月を要すること、また50年100年先にその道路が本当に必要なのか、を考えると現在の計画は早急に見直しが必要でした。
都市計画設定された土地には開発に制限がかかるため、土地の持ち主の方は長期間土地の売買等に制約が生じますし、地域の発展にも影響を与えます。また、将来の道路整備のために市が保有している土地も塩漬けのままになってしまいます。
縛りを無くして土地が動くようにすること、市の行財政改革という観点からも重要な取り組みです。
そこで、緊急性や防災面など様々な視点から一路線ずつ見直しを進めてきた結果、未整備延長(約96km)の約4割を廃止することとします。残りの道路の整備完了だけでも50年以上先になる見込みですので、いかに壮大な計画設定を行っていたかをご理解頂けると思います。
なお、この50年という試算は過去5年間の都市計画道路に関わる事業予算の平均を今後も支出可能と仮定した場合です。今後は老朽化した道路の維持補修費用が莫大になることを考えると、さらに新規整備に投じる予算は減少していくことが予測されますので、実際にはさらに先になると思われます。
計画素案について意見を1月31日まで募集するほか、各区コミュニティセンターにて素案の説明会も開催しますので、ご関心のある方は是非ご出席下さい。
⇒「都市計画道路の見直し素案」に関する意見募集について
「おじいちゃん演説うまいね。」「何言うか!わたくしは本当のこと言っているだけだ!(笑)」日本人は物事忘れるのは、上手です。来年こそはジェフはJ1に上がるぞ〜!