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千葉市では今年度から中央区役所に業務改善推進室を設置し、日々の業務の中で個々の職員が改善を積み重ねる改善運動「CHIPS」をスタートさせています。
案内表示の改善、カウンターには杖を置きやすくする滑り止めを設置するなどの改善が随所に見られています。
ここ2、3年、民間企業への職員派遣を行っており、イオングループや千葉トヨペットなど、業務改善に長けた企業に職員を1年間派遣し、民間企業のノウハウを取り入れてきました。そうしたノウハウも活かしながら、またマリンピア社長だった片山氏などにご協力頂きながら実施しています。
今まで行政改革の取り組みを進めてきましたが、上からの指示による改革には限界があります。
日々行革が行われる組織になるためには、職員一人ひとりの意識が高く、日々細かな業務も含めて改善が行われる組織風土を作り上げることが不可欠です。今年度から業務改善元年と位置づけ、一番市民に身近な区役所の中で中央区役所をモデルケースに取り組みを開始しました。今後は全庁に展開していく予定です。
片山氏は「イオンの取り組みでも支店長や各課長の意識によって違いが出る。他店の優れた取り組みをすぐに自店舗の現場に活かし、さらに工夫をするところもあれば、全く反応しない店舗も残る。だが、それでいい。差が出ることが大事。」とのこと。
今後は各区役所それぞれの工夫が出てくることを私自身も楽しみにしています。
朝日新聞にはこうした細かい取り組みを取り上げて頂き、感謝します。