新成人の皆さん、ご家族・関係者の皆さん、おめでとうございます。
久しぶりに首都圏は大雨、その後、大雪になり、周辺の交通はかなり混雑しました。晴れ着で参加した女性は特に大変だったかと思います。
今年の新成人は千葉市で8869人(奇しくも昨年と全く同数)、千葉県で6万人、全国で122万人です。ピークだった平成5年の207万人と比べるとやはり世代人数が少ないですね。
千葉市の成人を祝う会は新成人が運営委員会に参加し、司会をするなど参加型としています。
また、少しでも良い会にしようと、こども未来局や教育委員会が工夫しています。
3年前から市内各中学校の恩師からのビデオメッセージを流しているほか、今年からは開会前に千葉明徳高校のチアリーディング部からの激励や、2分の1成人である10歳(小学校4年生)から新成人に向けてのお祝いメッセージなどの企画が新たに加わり、参加者からは好評を頂きました。
そんな工夫をする一方で、今年は数年ぶりに新成人の一部が壇上に上がろうとして暴れる出来事が発生しました。係の職員が抑えて事なきをえましたが、真面目に参加している他の新成人の邪魔となってしまったことは残念です。
なぜ、暴れる新成人はいつも派手な柄の紋付き袴姿なのでしょうか。紋付き袴は日本の伝統の服装であり、自分の行動に責任を持つ男子の服装です。
私が激励のメッセージを話している最中にも暴れ、私も注意しようかと思いましたが、見るとだいぶ酔っていて話を聞ける状況ではありませんでしたので無視しました。いつの日か、彼らが自らの行為を振り返り、反省してくれることを期待します。
千葉市では入場前に酔っているかどうかなどチェックをしているので、あまり暴れる新成人は出ないのですが、完璧にはチェックできないので、このような形となってしまいました。
なお、私からは
・成人式という行事は諸外国では殆どなく、日本独特の行事である
・日本では古来から元服などはあったが、成人を集めて祝う、という行事は戦後生まれた
・第2次世界大戦に敗戦し、虚脱状態にある日本において、次代を担う若者にエールを送ろうと、
埼玉県蕨町(現在の蕨市)で行われた青年祭がルーツ
・成人を祝うという、若者を大事にする国・社会に生まれたことは大変恵まれたこと
・諸外国と比べて挑戦のリスクが少ない国に生まれたのだから大いに挑戦する人生であって欲しい
・大人になるということは、支えられる側から支える側に回ること
・皆さんが成長するまでに家族や先生、先輩など多くの人に支えられてきたと思う
・今度は皆さんが支える側になる。そのために何が必要か是非考えて
・千葉市は加曾利貝塚があるなど、古来から人々が集う、自然の恵みに溢れた都市
・戦後大きく都市として発展し、昨年政令市移行20周年を迎えた若い大都市
・千葉市の更なる発展に若い皆さんのエネルギーが必要。また、活躍して千葉の名を全国に
轟かせてほしい
というような内容を申し上げました。
新成人の皆さんの今後の活躍に大いに期待しますし、彼ら彼女らの成長に負けない郷土千葉市を市民一丸となって作らなければならないと改めて決意を新たにしました。
午後からは新成人20人と座談会。
この企画も3年前から行っているもので、こども参画事業を進める中で、節目を迎えた若者から抱負や街づくりへの意見を聞き、今後の行政に活かすというものです。
学生たち以外にも、陸上自衛隊下志津駐屯地、千葉市消防、介護施設などで働く新成人にも参加頂き、活発な意見交換となりました。
座談会の意見については未来創造ちばの福谷市議のブログに詳しくまとめられていますのでご覧下さい。
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