なお、この時点では予算「案」であり、議会で承認頂いて初めて執行可能であることをご了解下さい。
まずは防災、消防関係から。
●自主防災組織の結成促進(1545万円)
●避難所運営委員会(500万円)
東日本大震災を受けて地域での防災意識が高まっており、私たちも各地域で防災・減災への備えをしておくことを訴えてきました。その結果、避難所を地域で運営する避難所運営委員会や自主防災組織の結成が進みつつあります。新年度もさらなる取り組みを進めます。
●防災行政無線の整備改修(1億6132万円)
東日本大震災の教訓として、情報共有・情報伝達に課題がありました。まずは市組織内・関係機関との間での情報共有を確かなものとするために地域防災無線の機能強化(半固定型無線整備・通信障害改善のための中継局設置工事など)w行います。
また、防災ラジオを自治会・自主防災組織に2000台配布し、確実な情報伝達を可能にします。
●特別救助隊整備(2億1734万円)
通称レスキュー隊で、人命救助活動を主要な任務とする消防の専門部隊です。
千葉市には既に4ヶ所に整備されていますが、さらに5ヶ所目を整備します。
●液状化対策推進(1億45万円)
先の震災で液状化が発生した地域において再度の液状化を防止するため、宅地と道路の一体的な液状化対策を実施するべく、地域と協議をこの間進めてきました。ボーリング調査などによって各地域の地層がある程度判明してきており、調査結果を基に最適な工法を選定し、対策を実施します。
多くの埋立地を持つ千葉市として、液状化に本格的に取り組むことで埋立地全体の信頼性を向上させていく必要があると考えており、その観点からもこの事業は大変重要です。
工法が選定されると全体事業費が明らかになり、住民の負担額も見えてきます。住民の自己負担をある程度抑えられるよう、市からの補助についても検討していく考えです。
●帰宅困難者対策(450万円)
●外国人市民防災対策(50万円)
●非常用井戸等の整備(275万円)
●緊急輸送道路沿道建築物耐震診断助成(399万円)
千葉市で人口が増加している中央区と緑区との区界で、外房線と大網街道に挟まれた場所では、今現在、谷を埋め立てて宅地造成を行っています。ここが新たな悲劇の舞台とならないように、造成業者への指導、監督をお願いいたします。