発表事項は3件です。
1.津波ハザードマップの作成と海抜表示板の設置
2.千葉市ふるさと応援寄附金、寄付者への特典をはじめます
3.マンションの建て替えを支援します
まず1件目の津波対策についてですが、東日本大震災を受けて想定外の事態にも対処することが求められています。
それを受けて、千葉県が1000年に1度のクラスの大地震があり、東京湾口に10mの大津波が来たケースを想定しています。私たち千葉市はこの大津波が来た場合の千葉市における津波被害を想定したハザードマップを今回作成しました。
結論から申し上げると東京湾口に10mの大津波が来た場合、東京湾の一番深い千葉市では3m弱の津波が想定されます。美浜区や中央区の防潮堤は4m以上の高さがありますので基本的には津波の被害はありません。
ただし、想定外の想定外として防潮堤が破損した場合なども考え、その最悪のシナリオの場合の浸水予測となっています。
美浜区の方の方が津波を意識されていると思いますが、美浜区は海抜が高いので実はその最悪のシナリオでも殆ど浸水被害はありません。むしろ港湾を持つ中央区の方が出洲港などを含めて浸水被害があります。また、
都川流域も若干の浸水が予測されます。
既に3月31日に美浜区・中央区に新聞折り込みで配布済み(12万部)ですが、新聞を取っていない方、他区だけれども気になる、という方は区役所などに置いてありますのでご自由にお取り頂ければ幸いです。
市Webでも近日中に公開しますが、私の3月28日の定例記者会見のページには既にアップされていますのでご覧下さい。
なお、この日同時に海抜表示板についても紹介しました。
海抜表示板とは「この地点は海から高さ●mですよ」と示している表示板で、3月中に概ね海抜4m以下の沿岸部の公共施設を中心に153ヶ所設置しています。さらに新年度早い時期に幹線道路の照明灯などに500m間隔で400ヶ所ほど設置する予定でいます。
既に設定している津波避難ビルも含めて、津波への対策を各種打ってきました。
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