ちばレポについてはご紹介していますが、皆さんインストールされていますか?
「インストールしていてもまだ使ったことがない」という人もいらっしゃるので、「まずはみんなで歩いて使ってみよう!」ということで、こうした企画を用意してみました。
参加者30名はすぐに定員になりましたが、まだ1度も投稿されていない方も結構いらっしゃいましたので、良い機会になったのではないでしょうか。
私と市民局長の挨拶・説明の後、道路グループと公園グループに分かれて早速まち歩きを開始。
最初は集水枡。
道路と歩道の間などにあり、雨水を集めて管渠に流すものです。ここが枯れ葉などで目詰まりするとうまく水が流れず、冠水の原因となります。台風が到来する前などは出来る限りこうした詰まりを清掃していますが、市内には無数の枡が存在し、全てをチェックすることは不可能です。
こうした詰まりを市民から通報して頂くことは大変有意義であり、特に雨の日は詰まり状況がよく分かるため降っていない日と比べると通報の価値は非常に高くなります。雨の日はチャンスと捉えて、冠水被害を一つでも無くしていきましょう。
次が駅前広場の舗装。
こうしたタイル素材を活用したオシャレな舗装は、本体と接着剤の素材が違うため、夏の温度上昇などによって接着が剥がれることが多いようです。歩いている方が怪我をする危険性があるため、タイルが外れているもの、外れてはいないがグラグラしているものなどを通報頂ければ応急処置が可能です。
同じく駅前広場のベンチの落書き。
この辺りで私は公園部隊に合流。
公園に設置してある水飲み場の蛇口が壊れていました。
ストックがあるので通報頂ければすぐに交換することが可能です。
この写真では2つ異なるタイプの蛇口があり、この写真だけではどちらの蛇口が壊れているか分からない、という問題があります。アナログ的な解決としては指を指しながら撮って頂くことがありますが、将来的には複数写真を投稿できるようにしなければと考えています。
他にも公園内の樹が生えすぎているものなどが発見されました。
楽しく写真に撮り、アプリでアップしながらあっという間にまち歩きは終了。
戻って意見交換。
・楽しくアプリを体験でき、大変有意義だった
・職員から投稿する時のポイントなどが聞けて良かった
・既に何度か投稿しているが、色々なところを見るようになり街を歩くのが楽しくなった
・街を見る目が変わった。メンテナンスを意識するようになった
・ごみを通報しようと思ったが、アプリをいじっているうちに「自分で片付ければ早い」と思うようになるなど、意識が変わった
・不法投棄を通報したらすぐに処理してくれた。毎度来てもらうのは申し訳ないと思うので、一箇所にまとめた後にお願いをするようなことが可能にならないか
・顔を見てのやり取りがないので、感謝を伝える方法を
・今までは市民と行政のパイプ役を自治会が担っていたが、自治会にも限界があるので、新たな仕掛けと期待をしている
・自治会が管理する街路灯も同じようにできないか、また暴走族や防犯など警察に関することはこのアプリでできないのか
・通報が増えると行政も大変になる。行政からの呼びかけがあれば市民でもできることはある
・目から鱗のシステムだが、まだ知らない人がたくさんいる。周知等をもっと工夫できるのでは
・アプリの中で要望等を出せるようにして欲しい
・操作は思ったより簡単だった
・投稿の状況が今はPCでしか見られないが、スマホでも見れるようにして欲しい。達成感が違う
・自分の投稿の進捗が分かるようにできないか、メールアドレスに連絡が来るような形など
などなど、たくさんの意見が出ました。
今後の本格導入の際に参考になる意見ばかりのほか、私たちが一番期待していた「市民自治のきっかけに」としてもかなり効果があることが分かりました。
この日は多くのメディアに取材頂きましたので、今後様々な形で報道頂けると思います。
まだまだ改善点もあり、かつ参加者も1000名に満たないので、これからも機能強化の検討・周知の工夫をしていきたいと思います。
実証実験終了後も今後の本格展開に向けた意見交換を検討していますので、その際はまた多くの方々にご参加頂ければ幸いです。
この日参加頂いた福谷副議長、田畑市議のブログにも報告がありますのでご覧下さい。
今日、ちばレポアプリについて、自分の勤め先の会社の方々に話しましたが、皆一応に「千葉市って凄いね」と驚いてました。(会社は都内なので、主として神奈川県や埼玉県から通勤している方が多いです)
千葉市以外の人でも「使ってみたい」とか「他の自治体にも波及するといいね」そんな声を聞きました。
千葉市がこういう立場になるとは今まで夢にも思ってませんでした。凄いことだと思いますが本格稼働前までにさらなる熟成を希望します☆頑張って下さい。