今年が今までと違うのは、九都県市持ち回りで実施している中央会場の担当が千葉市となり、規模が格段に拡大していることです。通常は数千人規模の訓練が今回は1万人以上の訓練となり、さらに政府からは安倍総理を始め、防災担当大臣・総務大臣・防衛大臣などが視察するということで、緊張感に包まれたものとなりました。
有事に耐えうる訓練を、との考えから、毎年新たな取り組みをしていますが、今年は東日本大震災の教訓も増えまえて、多数遺体取扱い訓練や、市内ほぼ全ての避難所(248か所)において避難所開設・運営訓練を実施するなど、実践的な訓練を行いました。
また、通常は訓練の模様を一方的にアナウンスするだけでしたが、今回は実況と解説という形で「なぜこれが重要なのか」を防災の専門家から解説してもらうなど、より参加者が訓練の意義を理解できる試みも採用。
猛暑の中での訓練であったため参加者も大変だったかと思いますが、意義ある訓練ができたと思います。
訓練の総括をしながら、さらに防災体制の強化を図っていきます。