発表事項は以下の4件です。
1.桜木霊園で合葬墓の供給を開始しました
2.新しい可燃ごみ・不燃ごみ指定袋のデザインを決定しました
3.液状化対策の一環として地下水位低下工法に係る実証実験を開始します
4.千葉市動物公園の園長予定者が決まりました
まず1つ目の合葬墓の件ですが、千葉市では桜木霊園と平和公園の2つの墓地を所有し、市民に墓地を供給しています。
墓地といえば区画があり、その中に墓石などがある墓地をイメージしますが、時代とともに墓地ニーズは変化しており、芝生墓地のように管理する負担が少なく、占有する面積が少ないことで永代使用料も比較的安価な墓地も供給してきました。
最近ではさらにその傾向が強く、「墓地を持っても子どもや孫たちが面倒を見られないから、自分だけで済む墓がいい」というニーズから、桜木霊園において合葬墓を整備し、供給しました。
地上に共同で拝礼できる場所を整備し、お骨は地下の各棚に安置するもので、使用許可時から30年で合祀します。
昨年度から工事を行い、整備費用は約2.3億円です。
約1万2000体が埋蔵可能で、毎年400体、30年間供給する予定です。
永代使用料は1体あたり7万円(他の市では7〜10万円程度)で、平和公園の普通墓地が1区画(4m2):62万5000円(墓石代・工事費は別)ですから安価です(普通墓地は毎年維持管理費も必要)。
私も市民の方々と意見交換する中で墓地の話は意外と多く出てきて、特に合葬墓に対する要望はかなり頂いてきました。
4月15日の市政だよりで紹介し、5月15日より申し込みを受け付けたところ、当初募集数400体に対して応募数が2553体と、倍率6.4倍という状況に。焼骨をお持ちで墓地を早く必要とする方もいらっしゃることから、初年度は供給数を増やして対応することとし、その結果760体を供給し、倍率は3.4倍になりました。
今後、平和公園の新たな区画を整備する際には、樹林墓地など新たな墓地ニーズにも対応できるようにしていきたいと考えています。
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