一般会計:3753億円(前年度比4.4%増)
特別会計:4234億6100万円(前年度比8.8%増)
合計:7987億6100万円(前年度比6.7%増)
経済全体が活性化しつつあり、市税収入が伸びたこと、また消費増税に伴う収入増により、予算規模は増えています。
ただ、中身を見ると、企業立地促進融資制度(25.7億円)のような、金額は大きく見えるものの実際の支出はそれほど伴わないもの、液状化対策(10.8億円)のように多くを国の負担で実施するもの、生活保護費(20億円増)や障害者介護給付等(15億円増)の社会保障の伸びに伴う支出増などもありますので、額面ほどは積極的な予算というわけではありません。
私の1期目4年間は既存事業の見直しを徹底的に行いながら、慎重に新規事業を投入してきました。
その間、財政健全化を進める中で陥りがちな縮小均衡にはならないよう、次への投資に向けた方向性の議論をしてきましたが、その議論の結果(千葉駅周辺・海辺の活性化等)が今回の予算案に盛り込まれています。
また、業務プロセス改革や住民情報系システムの再構築など早期に実施することで行革につながるもの、市民サービスの向上につながる事業がいよいよ本格化してくることになります。
市民の皆さまに分かりやすいところでは
・子ども医療費の通院助成の対象を小3⇒中3まで拡大
・昨年4月時点で過去最小の32人となった待機児童をさらにゼロに近づけるための保育所整備
・子育て支援コンシェルジュの全区配置
・プレミアム付き商品券の発行
・学校耐震化100%達成
・いじめ等の対策及び調査委員会の設置
・認知症初期集中支援チーム運営
といったところでしょうか。
今後、具体的な事業について説明していきます。
今週から始まる市議会で承認頂けるよう、丁寧な説明に努めていきます。