まずは防災減災・消防救急関係です。
●危機管理対策 1,483万円
危機管理センター基本構想の策定、オペレーションルームの整備、震災時の業務継続計画の策定などを行います。新年度予算案には本庁舎の基本構想・基本設計策定費用も盛り込んでいますが、整備にはかなりの年数を要することから、オペレーションルームは当面の対応として現本庁舎内に暫定整備します。
●被災者支援システム等整備 1,400万円
被災者の支援を円滑に行うため、被災者台帳に関するシステム等を整備します。
このシステムは阪神・淡路大震災を経験した西宮市が自身の経験と教訓、情報化のノウハウを活かして製作されたもので、大規模災害時に実施する業務(被災者への「り災証明書」の発行を始めとする各種支援制度の管理等)を一元的に行うことができます。
●自主防災組織の結成促進 2,040万円
震災後、新規結成が進んでおり、50団体に対して防災資器材の供与・活動費の助成を行います。とはいえ、平成25年3月末時点の団体数は961団体(結成率66.3%)であり、まだまだ市域をカバーできていません。皆さまもご自身のお住まいの地域に自主防災組織が結成されているか、ご確認ください。
●防災備蓄品の整備 7,885万円
食糧・飲料水・簡易トイレ・生理用品等の備蓄品を計画的に備蓄します。現在は避難者1人あたり1日2食分の備蓄ですが、これを3日6食分に拡充するとともに、備蓄倉庫を計画的に整備していきます。
●液状化対策推進 10億8,230万円
道路・下水道等の公共施設と宅地の一体的な液状化対策の検討を進めてきましたが、中磯辺公園で行っている実証実験の経過も良好であり、住民合意が得られれば、いよいよ着手します。
●密集住宅市街地環境整備 701万円
重点密集市街地に指定されている椿森3丁目・稲毛東5丁目地区への耐震性貯水槽の設置を検討します。
●校舎・屋内運動場の耐震補強 3億8,010万円
昨年12月補正予算で計上した分も合わせて、これで平成26年度末で耐震化率は100%に達する見込みです。
●非構造部材等耐震対策 16億3,700万円
体育館や武道場の吊天井の改修工事やバスケットゴール・照明等の落下防止対策などを実施します。
●女性消防職員用施設改修 3,600万円
女性消防職員が勤務可能となるよう施設を改修します。
既に3ヶ所整備済みで、今回、稲毛・緑・美浜消防署を実施し、これで全6署で女性消防職員が交代制勤務が可能となり、女性消防職員の活躍の場が広がります。
●救急情報共有端末購入 700万円
救急隊が患者情報を入力すると、受け入れ可能な医療機関の情報が即座に表示されるシステムを導入し、救急搬送時間短縮化の検証を行います。
傷病者が救急車に乗った後、救急隊員が医療機関に受け入れ可能か電話で問い合わせるのですが、場合によっては受け入れ先がなかなか決まらず、何十もの医療機関に電話することもあります。システム導入により、時間をどこまで短縮できるか、チャレンジします。
●青葉病院救急棟整備 5億4,312万円
平成25・26年度の2ヶ年に分けて整備しています。
これにより、青葉病院における救急車の受け入れ能力がさらに増強されます。
●救急ワークステーション研修体制整備 1,000万円
青葉病院救急棟内に開設する救急ワークステーションで救急救命士等の研修に必要な敷材を整備します。
これにより、研修参加人数が1人⇒3人に拡大し、貴重な救急救命士を育成するため、短期集中的な研修実施も可能になります。
重点密集市街地に指定されている椿森3丁目・稲毛東5丁目地区では、道路拡張等で測量を行うと思いますが、地籍調査を兼ねてやると費用負担が軽くなるようです。(国負担?)
また、この地区は密集していて災害時に危ないってことだと思いますが、地籍調査で筆界が決定していれば復興も容易になります。
東北では土地の境界や所有者不明などが復興の足かせになったと聞いています。
地籍調査、詳しくは国土交通省のページで!