この日は朝から
市税徴収担当職員の表彰。
税の徴収は市政の根幹をなす重要な業務であり、精神的にも非常に負担の重い業務でもあります。その徴収業務において優秀な成績を収めた職員・組織に対して市として表彰をする制度をスタートさせ、今年で3年目になります。
千葉市は徴収率政令市最下位の汚名を返上すべく、様々な対策に取り組み、もう少しで最下位脱出というところまで来ています。昨年10月に設置した市税事務所の機能が本当の意味で発揮されるのはこれからです。
お昼は職員とのランチミーティング。
後半は子育て話で大いに盛り上がりました。
午後からは
千葉市・大学連絡会議。
市内大学との連携強化を図ることを目的に昨年から開始しており、今回は大震災における市と大学との連携が主なテーマとなりました。
・自治体との連携はある程度は想定していたが、想定外の規模だった
・通信手段も限定され、学生の安否確認に時間がかかったが、学生同士の方が把握していたようだ
・淑徳大学には消防団があり、今回の災害時も率先して生徒などを安全な場所に誘導し、大学周辺の夜回りを実施するなど、普段の活動・訓練の成果が活かされた
・ボランティアが重要になるが、事前に大学の協力を得てボランティア登録をしてもらってはどうか
・大災害時はボランティアをコーディネートする機能も重要。そうした経験を持つ人間が大学にはいる
・大学は広域避難場所ではあるが避難所ではないため、食料や毛布などの備蓄があるわけではない。周辺住民にはその辺りの区別が十分には伝わっておらず、避難所と同様の対応を求められることがあった。もう一度整理して欲しい
・災害訓練は行っていたが主に火災であって地震等は想定していなかった
・津波の際に避難できる高い建築物の確保が必要
・今は関心が高いが人はすぐに忘れ風化する。今回の震災で高まった意識を将来に伝えていく取り組みを今からする必要がある。具体的には震災の爪あとがはっきりと分かる箇所を敢えて修復せずに残すこと、教材や語り部などを用意すること
・災害時に大学との連絡窓口をはっきりさせておく必要がある
・災害時の大学の位置づけをはっきり示して欲しい
・放射線医学総合研究所との連携を進めるべき
・学問を司る側からすれば千葉の放射線量について不安に思う方が多いことに驚いている。市の測定結果などをもっと様々な場所で掲示するなどして、適切な対策を取っていることをPRすべき
・災害時の文化財保護のありかたについても他市の被害状況を参考に検討してほしい
・来年3月11日に市と大学が合同して震災、被災地支援関連のイベントを開催できないか
非常に活発な意見交換となり、大学として地域との関わりを深めていくためのアイデアが多く出されました。今回の意見も参考にしながら防災計画の見直しを進めていきます。
夕方からは新任部長研修で講話。
その後、美浜区長と意見交換。磯辺地区で取り組まれている
"安心カード"について紹介をしてもらいました。これは自身の病気やかかりつけの病院、薬、緊急時の連絡先などを記したカードを冷蔵庫などに保管し、救急車を呼ぶような非常時に第三者が適切に対処ができるよう準備しておくものです。
こういう、いざという時を想定した取り組みを自治会などが進めることで、地域の一体感も生まれます。是非広げていきたい取り組みですね。