【コメントの扱いについて】
・個人名を挙げての批判・誹謗中傷はご遠慮下さい
・個人的な陳情や要望には対応しません。担当や市長への手紙などをご利用下さい

2011年11月15日

11/24に放射線に関する講演会を開催します

9/18に放射線に関する講演会を開催しましたが、11/24にも講演会を開催することとなりましたのでお知らせします。
千葉市科学館にて「食品の放射能汚染と内部被ばくについて」をテーマに放射線医学総合研究所の高畠主任研究員に講演をして頂きます。ご関心のある方は是非ご出席下さい。

詳細はこちら

posted by 熊谷俊人 at 11:28| Comment(1) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月13日

森田知事の被災地視察と意見交換

森田知事が県内の被災地域を視察していますが、液状化の被害を受けた美浜区も視察されました。

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地面に相当亀裂が入っています

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台風15号によりフェンスが倒れ、護岸が崩れています

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磯辺の宅地です

ヨットハーバー及び磯辺地区の宅地の状況を案内し、

・ヨットハーバーは地震で亀裂、液状化が発生したほか、護岸部分が台風15号の影響も重なり、大変な被害を受けた。護岸部分は県管理エリアのため速やかな復旧をお願いしたい
・宅地では沈下した宅地の場合、復旧後の道路と高低差が発生するケースがあり、住民の方には戸別に説明して順次復旧を行っているが、宅地側でも対応が必要となり、苦慮している住民の方もいる

などを現地で説明しました。
その後、美浜保健福祉センターにて浦安の松崎市長、習志野の宮本市長とともに意見交換。

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私からは千葉市の被災状況と復旧状況を説明したほか、

・県立幕張海浜公園はトイレや園路が被災したままであり、公園利用者から速やかな修繕要望が多く出されている
・QVCマリンフィールドにおいても駐車場や球場周囲の舗装が被災したままで来場者用の駐車場やタクシーの利用などに支障をきたしているのでオープン戦までには復旧をお願いしたい
・宅地と公共施設の一体的な液状化対策を検討するためプロジェクトチームを立ち上げた。再液状化の防止には液状化した地盤の確認が必要とされており、県でもボーリング調査を順次進めていくと聞いているので、千葉市内における調査の事前調整と調査後のデータ共有に努めて欲しい
・企業庁造成地において地中鋼管が発見された問題は地域住民の関心も高いことから、県において迅速かつ的確な対応を図るよう関係機関へ指導して欲しい
・津波に対して心配する住民のためにも東京湾内における津波の被害想定について早期に検討し、結果を公表して欲しい

といった内容を要望しました。
浦安市からも液状化メカニズムの解明と津波の新たな被害想定について県の早期の取り組み要請がありました。

菅総理(当時)が視察に来られた際に千葉市として要望した宅地と道路の一体的な液状化対策について3次補正で打ち出される見込みが強まっています。国の補正予算に合わせて早期に取り組めるよう、必要な準備を進めていきたいと思います。
posted by 熊谷俊人 at 23:30| Comment(1) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月09日

ヒューストン市から復興応援メッセージの寄せ書き

この日は朝から政策協議、午後から本会議で議案質疑。
議会棟にヒューストン市からの復興応援メッセージの寄せ書きが展示され、議員や市職員が足を止めて見ていました。

これは毎年ヒューストンで開催されている「ジャパン・フェスティバル」で寄せ書きを書いて頂いたもので、アニス・パーカー市長もメッセージを寄せています(「高潔さ、礼儀正しさ、そしてひたむきさとともに」)。
ほかにもチャリティーを実施して頂き、50万ドルが日本赤十字に寄附されています。

12日から市庁舎1階の姉妹都市コーナーにて展示をします。

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posted by 熊谷俊人 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月07日

9/18に放射線に関する講演会を開催

福島第一原子力発電所の事故に伴い、放射線に関する市民の心配や不安が高まっていることから、放射線に関する正しい知識の普及を目的として、専門家を招いて「放射線に関する講演会」を開催します。

日時:9月18日(日)13:30-15:30
会場:蘇我勤労市民プラザ4階多目的ホール
テーマ:放射線が人体に及ぼす影響
講師:小野田眞 さん(独立行政法人 放射線医学総合研究所 上席研究員)
定員:390人
※申し込みは不要ですが、会場の定員を超えた場合は入場できない場合があります。
費用:無料
posted by 熊谷俊人 at 07:07| Comment(6) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月23日

液状化に伴う被災者への支援

災害査定が終わり、着々と本復旧工事が発注されていますが、東日本大震災で液状化の被害を受けた方々に対して、道路や下水道については工事の箇所・スケジュール、個々の具体的内容などを説明会を開催して提示しています。

また、液状化で傾いたり、沈下した住宅の改修を検討している方々に対して設計の専門家である6団体(日本建築学会、千葉県建築士会、千葉県建築士事務所協会、日本建築構造技術者協会JSCA・千葉、千葉県建築家協会、千葉県設備設計事務所協会)の協力を得て、改修工法や工事金額などに関するアドバイスを行う相談会も実施しています。

その工事が妥当なのか・施工に合理性はあるか・施工品質は確保できるか、などをチェックするほか、共通仮設費等を最小限に抑えて工事費の低減を図る手段を提案したり、改修工事を具体的に検討できない被災者の方々を支援するなど、改修に悩む被災者に具体的なアドバイスをして頂きます。

液状化の支援では市による補助の話ばかりが出てきますが、こうした支援も私たちは重要だと考えています。
posted by 熊谷俊人 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月17日

旭市の災害廃棄物の処理を支援します

東日本大震災で津波の被害を受けた旭市の災害廃棄物の処理がなかなか進んでいない状況です。
その量は約10万トンで、旭市の年間処理量の4倍にあたり、このまま旭市だけで処理を進めるのは厳しいものがあります。
千葉県と県内市町村は「災害時における千葉県内市町村間の相互応援協定」を結んでおり、この協定に基づき千葉市にて受け入れ、処分を支援することとします。

受け入れるのは可燃ごみが12,200トン、畳が6,000枚です。
一時的な受け入れになりますので、焼却ごみ1/3削減への影響は特にありません。

なお、放射性物質については千葉市よりも旭市の方が空間放射線量率も少ないので気にする必要はありませんが、念のため計測したところ、がれき集積場の空間放射線量率は0.07〜0.09μSv/h、可燃ごみの放射線量は放射性ヨウ素が不検出で放射性セシウムが17ベクレル/kg、畳の放射線量は放射性ヨウ素が不検出で放射性セシウムが25ベクレル/kgと問題のない数値でした。

ちなみに今回受け入れるのは千葉市、市川市、市原市です。
posted by 熊谷俊人 at 14:38| Comment(1) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月15日

被災地支援ボランティアバスを企画(9月下旬)

東日本大震災から5ヶ月以上が経過しました。
私たち千葉市も道路等の本復旧が始まりつつありますが、東北はまだまだ復旧復興には時間が必要でボランティアを必要とする人もたくさんいます。

そこで、千葉市と千葉市社会福祉協議会で被災地支援ボランティアバスを企画しました。
この事業は「ボランティアバスCHIBA・GO!」という名称で、被災地の実情を考慮し、被災された方への支援を最優先に考え、千葉市民のボランティア活動希望者の交通手段や宿泊先を確保し、被災地支援ボランティア活動の機会を提供することを目的とします。

各回とも車中2泊、宿泊施設1泊で9/20〜23、9/23〜26、9/26〜29の3回です。
参加費は宿泊施設利用料や食事込みで5,000円と相当割安です。
この機会に是非ボランティアにご参加下さい。

これは被災地支援という意味でも有効ですし、千葉市にとっても災害ボランティアを経験した市民が増えることやボランティア斡旋のノウハウを蓄積することで、いざ千葉市で大災害が発生した際にボランティアを有効に活用した復旧復興が可能となります。

詳細はこちらをご覧下さい

posted by 熊谷俊人 at 14:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月10日

東京ガスの防災施設を視察

この日は東京ガスの供給指令センターなどの防災施設の視察と意見交換。

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3月11日当日のガス供給状況。発災時に大きく減少しています

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ガス漏れ等に対応するセンター。消防指令センターと似ています

東京ガスでは供給地域内の約4,000か所に地震計を設置しており、一定の震度以上では自動的に供給を停止するシステムを構築しているほか、ガス管を地震に強い材質のものに切り替えるなどの取り組みをしています。
阪神大震災の際はガス管が相当ダメージを受け、ライフラインの中では最も復旧が遅かったガスですが、その教訓を活かし営々と防災対策を強化してきた結果、今回の地震では殆どガスの被害はありませんでした。

今回の大震災では各家庭に取り付けてあるマイコンメーターの安全機能が作動して自動的にガス供給が止まり、皆さんもマイコンメーターのボタンを押して復帰させたかと思います。復旧のさせ方が分からないということで東京ガスにも相当問い合わせがあったようで、千葉市の方にも問い合わせがありました。

ライフライン事業者の取り組みとして大変参考になりました。
その意見交換の中で分かったのですが、7月に入り、ガスの使用量も落ちているそうです。節電とは関係のないガスも使われていないとすると、これは少なくとも関東全体であらゆる活動が減退している可能性があります。以前ごみの焼却量が大幅に減っている件にもつながっているのかもしれません。
節電のため部屋が熱くてガスを使って調理している時間が減ったり、水風呂に入っている人が増えているというのも要因かもしれませんが。
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2011年08月05日

被災地へ派遣した職員の表彰

この日は朝から政策協議、被災地へ派遣した職員の表彰。
千葉市を代表して多くの職員が被災地で支援業務を行い、本当に誇りに思います。と同時に、派遣された職員の穴を埋めるためサポートした職場の同僚、家族にも感謝をしなければなりません。この経験を千葉市でいかに活かしていくか、そこも問われています。
ちなみに支援した被災地の一つである大槌町では瓦礫を薪にして「復活の薪」と銘打って500円で販売しています。私も現地の方とお話をしましたが、本当に逞しく、そして自分達で様々なアイデアを出しながら復興を進めていて感服します。

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その後、ボーイスカウトフィリピン連盟ケソン市協議会、モントルー市青少年の表敬訪問。
ケソン市・モントルー市とは姉妹都市で、様々な形で青少年の交流が行われています。福島第一原発事故を受けて、一部の交流事業で今年の来日を見合わせる動きが出ています。日本や千葉が元気に復興に向けて頑張っている姿を是非母国に帰った際には伝えて欲しいと思います。

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ケソン市の方々

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モントルーの方々

その後、株式会社ニチレイより寄附の受納。
袖ヶ浦カンツリークラブで6月に行われたニチレイレディスで被災地支援としてチャリティーを実施して頂き、その一部をご寄附頂きました。

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夜は各地域の盆踊りに顔を出し、皆さんと一緒に踊りました。
蝉も鳴き始め、いよいよ本格的に夏が始まった感じですね。
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2011年08月04日

市内の空間放射線量率などの測定結果

市内の空間放射線量率の2回目の測定結果を公表しました。
結果は0.06~0.15μSv/hで、前回調査(0.09~0.24μSv/h)と比べると低い数値となっています。詳細は市のページをご覧ください。
こういう低い数値では測定環境などによって誤差が生じるので一概には申し上げられませんが、少なくとも千葉市内の空間放射線量は警戒を要する水準ではありません。
今後も毎月継続して測定し、数値の変動を注視していきます。

また、清掃工場・最終処分場における放射能の測定結果ですが、北清掃工場は焼却主灰・飛灰・飛灰固化物ともに基準を下回り、新港清掃工場は焼却主灰・飛灰は基準を下回りましたが溶融炉の飛灰・飛灰固化物が基準を上回ったため、基準値を下回るまで溶融炉の運転を停止しています。
なお、両施設と最終処分場周辺の空間放射線量率も測定していますが、0.10~0.18μSv/hと、市内他地域と変わらない数値となっています。詳細はこちらをご覧ください

米の放射性物質の検査がニュースなどでも報じられていますが、私たちも5月の段階から県に対して米の検査を実施するよう要請し、県も他県に先駆けて実施することを発表しました。千葉市も含めて今月中に測定を行い、測定結果で安全が証明されるまでは出荷が自粛されることになります。
今までの研究で土壌からの放射性物質の吸収がそれほど多くないことが分かっており、さらに千葉市の土壌にはそれほど放射性物質が含まれていないことから、不検出の可能性が高いわけですが、何と言っても米は日本人の主食であり、毎日摂取するものですから厳しいチェックが必要です。
posted by 熊谷俊人 at 15:05| Comment(6) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月29日

指定都市自然エネルギー協議会に対する見解

指定都市自然エネルギー協議会に千葉市は参加しませんでした。

私は多くの国民の意識と同様、これほどの大事故が発生した以上、日本において原子力発電に頼るエネルギー政策を推進していくことは不可能だと考えていますし、自然エネルギーを推進していくべきとの立場です。
今後国においても自然エネルギーの買い取り制度や補助や規制緩和などが進められていくことと考えていますし、私たちも現場を預かる立場から様々な提案をしていく考えです。

そうした中で都道府県とソフトバンク社が自然エネルギー協議会を立ち上げて話題を集める中、都道府県と伍していこうとする指定都市でもそうした組織を作っていこうという話が出てきました。
自然エネルギーの発電施設を作るには大きな土地が必要ですから、県とは違って広大な土地が用意できない大都市は条件面では難しい点もありますが、バイオマスなど都市環境の中での自然エネルギーの活用などが考えられますし、自然エネルギー関連の技術を持つ企業の支援という観点からも大都市の果たせる役割はあると考えています。ですから、指定都市が自然エネルギーを推進していくために連携すること自体は大変意義あることと思いますし、参加したいと考えていました。

しかし、蓋をあけると、この指定都市エネルギー協議会の事務局をソフトバンク社が務めるということが分かり、「これは残念ながら参加できない」という結論に至りました。
ソフトバンクはこの自然エネルギー分野に参画しようという企業です。その企業が1社で仕切る協議会に対して私たち公的機関が合同で参加することで、彼らのビジネス展開に事実上のお墨付きを与える結果につながりかねません。

日本には福島第一原発事故以前から自然エネルギーの普及に向けて取り組んできた企業がたくさんありますし、自然エネルギーの普及を使命とするシンクタンクもあります。そうした企業・団体が1つも参加せず、まだこの分野に何の実績も無いソフトバンク1社のみによって運営される組織に都道府県や指定都市が合同で名を連ねる状況は少し不思議に思えます。
さらに言えば「指定都市」という名前を冠することである種の権威が発生しかねない状況を危惧しており、私は指定都市市長会議で「なぜ指定都市という名前を冠するにも関わらず1企業が事務局なのか。指定都市市長会事務局が事務局を務めれば喜んで参加する。もしくは自然エネルギーに取り組んできた企業などに参加してもらい、ソフトバンク1社事務局体制が解消されれば参加を検討したい」ということを申し上げました。

私はソフトバンク社が自然エネルギービジネスに参画しようとすることは企業の判断として尊重しますし、ビジネスとして儲からないと自然エネルギー自体も広がっていきませんから、何の問題もありません。
この自然エネルギー協議会とやらに参加しないだけで自然エネルギーに対して消極的な自治体であるというような流れを作り上げた孫社長の手腕に敬意を表しますが、今の状況では公的機関の責務として参加を見合わせざるを得ません。

協議会の議論そのものも少なくともソフトバンク社から提案された内容は特に目新しいものはなく、全量買い取りの義務付け、さらに送電網に接続することも義務付けることを国に要請するというもので、参加しないことによって何か千葉市にとってデメリットが生じるようなものでもありません。
posted by 熊谷俊人 at 18:32| Comment(3) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月21日

災害時の市と大学の連携について意見交換

この日は朝から市税徴収担当職員の表彰
税の徴収は市政の根幹をなす重要な業務であり、精神的にも非常に負担の重い業務でもあります。その徴収業務において優秀な成績を収めた職員・組織に対して市として表彰をする制度をスタートさせ、今年で3年目になります。
千葉市は徴収率政令市最下位の汚名を返上すべく、様々な対策に取り組み、もう少しで最下位脱出というところまで来ています。昨年10月に設置した市税事務所の機能が本当の意味で発揮されるのはこれからです。

お昼は職員とのランチミーティング。
後半は子育て話で大いに盛り上がりました。

午後からは千葉市・大学連絡会議
市内大学との連携強化を図ることを目的に昨年から開始しており、今回は大震災における市と大学との連携が主なテーマとなりました。

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・自治体との連携はある程度は想定していたが、想定外の規模だった
・通信手段も限定され、学生の安否確認に時間がかかったが、学生同士の方が把握していたようだ
・淑徳大学には消防団があり、今回の災害時も率先して生徒などを安全な場所に誘導し、大学周辺の夜回りを実施するなど、普段の活動・訓練の成果が活かされた
・ボランティアが重要になるが、事前に大学の協力を得てボランティア登録をしてもらってはどうか
・大災害時はボランティアをコーディネートする機能も重要。そうした経験を持つ人間が大学にはいる
・大学は広域避難場所ではあるが避難所ではないため、食料や毛布などの備蓄があるわけではない。周辺住民にはその辺りの区別が十分には伝わっておらず、避難所と同様の対応を求められることがあった。もう一度整理して欲しい
・災害訓練は行っていたが主に火災であって地震等は想定していなかった
・津波の際に避難できる高い建築物の確保が必要
・今は関心が高いが人はすぐに忘れ風化する。今回の震災で高まった意識を将来に伝えていく取り組みを今からする必要がある。具体的には震災の爪あとがはっきりと分かる箇所を敢えて修復せずに残すこと、教材や語り部などを用意すること
・災害時に大学との連絡窓口をはっきりさせておく必要がある
・災害時の大学の位置づけをはっきり示して欲しい
・放射線医学総合研究所との連携を進めるべき
・学問を司る側からすれば千葉の放射線量について不安に思う方が多いことに驚いている。市の測定結果などをもっと様々な場所で掲示するなどして、適切な対策を取っていることをPRすべき
・災害時の文化財保護のありかたについても他市の被害状況を参考に検討してほしい
・来年3月11日に市と大学が合同して震災、被災地支援関連のイベントを開催できないか

非常に活発な意見交換となり、大学として地域との関わりを深めていくためのアイデアが多く出されました。今回の意見も参考にしながら防災計画の見直しを進めていきます。

夕方からは新任部長研修で講話。
その後、美浜区長と意見交換。磯辺地区で取り組まれている"安心カード"について紹介をしてもらいました。これは自身の病気やかかりつけの病院、薬、緊急時の連絡先などを記したカードを冷蔵庫などに保管し、救急車を呼ぶような非常時に第三者が適切に対処ができるよう準備しておくものです。
こういう、いざという時を想定した取り組みを自治会などが進めることで、地域の一体感も生まれます。是非広げていきたい取り組みですね。
posted by 熊谷俊人 at 23:00| Comment(5) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月23日

マリーンズクールビズポロシャツは6/24午前10時まで

先日ご案内したマリーンズクールビズポロシャツ(義援金付き)は、ファッション通販サイトZOZOTOWNにて好評販売中ですが、6月24日(金)午前10時で販売終了となります。
県内他市役所や県内企業などにもご賛同を頂いており感謝します。

詳しくは市ホームページをご覧ください。
posted by 熊谷俊人 at 09:10| Comment(3) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月18日

菅総理が千葉県の液状化被害を視察

この日は菅総理が千葉県の液状化被害の状況を視察するため習志野市と浦安市に来られ、森田知事、浦安の松崎市長、習志野の宮本市長とともに私にも声がかかったので対応しました。

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習志野市では下水道管の破損によって菊田川に下水を放流している状況、浦安市では学校やマンションの被害や護岸の破損状況などを視察し、浦安市文化会館で私たちから各市の状況や現場からの要望を挙げさせて頂きました。

・液状化に対する更なる救済策の検討が必要
・特に国の支援対象外となっているマンション等集合住宅への支援を
・今後の液状化防止には道路と宅地一体となった対策が必要。そうした取り組みへの支援を
・放射能問題に対して福島県のみに基準を示すのではなく、首都圏全体に対する基準や対策の指針を早急に示すべき
・傾いた家に住んでいる人など被災者の精神的ケアが必要

などなど。
菅総理は熱心にメモを取りながら耳を傾けていました。
私たち現場からすればもっと早く来て欲しかったという思いはありますが、液状化被害を総理が直接視察することには意義があります。千葉だけでなく首都圏には多くの埋立地があります。今後の大地震によって首都圏が致命的な被害を受けないよう、可能な範囲で液状化対策を進める必要があります。
是非、国の積極的な取り組みに期待をします。
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2011年06月16日

災害情報の発信について

この日は市議会で一般質問がスタート。
選挙後初の定例会であり、また震災を受けての質問のため各議員の質問にも熱が入っています。
今日は二期目の酒井議員・小松崎議員に初当選の森山議員で、どの議員の質問も大変参考になるものでした。

今後の情報発信についても質問がありました。
これは私たちも震災を受けて、様々検討している分野です。少しご紹介します。

●ちばし安全・安心メール
千葉市の犯罪情報や災害情報などを配信するサービスで、2月末は3万人だった登録者数が3月末には約3万5000人に急増しています。
皆さまも是非この機会にご登録下さい。森山議員の質問にもありましたが、いざという時のことを考えると携帯アドレスで登録しておくことが望ましく、私も携帯で登録しています。

●Twitter
震災直後は私のアカウントから震災情報を発信しましたが、その有効性から千葉市は県内市に先駆けて13日には市としての公式Twitterを立ち上げ、現在は1万8000人の方がフォローしています。
アカウントは@Chiba_city_PRです。(なお他にも千葉市の魅力やイベントを発信するシティセールスのアカウント@chiba_citysalesもあります)

●エリアメール
これは震災後に開始したサービスで、NTTドコモが提供する携帯電話向け災害情報伝達システムです。
緊急性が高い災害情報や避難情報を自動的に市内にいるドコモユーザに配信でき、事前登録の必要はありません。市民であるかどうかではなく、その時千葉市にいる方に情報を発信できるので災害時は役立ちます。(なお、auやソフトバンクは同種のサービスを実施していません)

●市ホームページ
県内市に先駆けて第1報を掲載し、以降はリアルタイムな情報を更新し続けました。
アクセス数は通常は1日10万件が震災当日は25万件、翌日は31万件、計画停電の実施が発表された翌日14日にはピークとなる51万件を記録し、サーバが応答しない危険性がありました。そのため、トップページをテキストのみとして転送量を軽減したり、別サーバにある減災プロジェクトWebに計画停電情報を配置するなど、適宜適切な対応を図っています。

●ラジオ
上記は使えるユーザが限定されますし、ネットや携帯が使えなくなる事態も十分に想定されます。そのため、ラジオでの情報発信は非常に重要です。
千葉市はBayFMと災害協定を結んでいますので今後はBayFMも活用して情報を発信します。なお、震災直後からコミュニティFMによる独自情報の発信も検討しましたが、千葉市に現在コミュニティFMが存在しないことや、首都圏の電波の空きが無いことから現時点では難しい状況です。国にも電波の整理などを要請しながら慎重に検討を進めます。

●公共施設などでの掲示
図書館などでは市ホームページで更新される情報を印刷して掲示するなどしていましたが、今後はより組織的に市公共施設で掲示することとします。また、コンビニや郵便局など身近にあるネットワークを持つ企業等にも協力を呼びかけていきます。
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2011年06月15日

仙台市から伊達武将隊が市役所を訪問

この日は午前中は千葉ロータリークラブから発電機の寄贈。
雑誌:千葉ウォーカーの取材対応、政策協議。

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午後からは奥州・仙台おもてなし集団「伊達武将隊」が奥山・仙台市長の親書を持って来庁。観光キャンペーン「おいでよ!仙台・宮城、東北へ」などのPRのため全国の政令市を行脚するとのこと。
これからの東北支援としては観光分野があります。7/16、17には仙台市で青森ねぶた祭や福島わらじまつりなど東北六大祭りが集結する「東北六魂祭」が開催されますので、今年の夏は東北に旅行に行かれるのも良いかもしれません。

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その後、千葉西ロータリークラブから多機能型防災倉庫の寄贈、自衛隊から自衛隊OBを危機管理ポストで採用することの説明、取材対応など。

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全国信用金庫協会から千葉市へ義援金

13日に千葉信用金庫の伊谷理事長がお越しになり、全国信用金庫協会から「千葉市応援します義援金」への多額の寄附を頂きました。

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信用金庫協会では被災地を支援するため、全国の信用金庫・関係団体の役職員12万人に呼びかけ、東日本大震災2000円募金を実施したそうで、その結果3億7340万円の募金が集まったとのこと。
全国の善意に感謝いたします。

なお、千葉市応援します義援金は多くの方々からご寄附を頂いており、少し古いデータにはなりますが5/25現在で600万円を越え、今回の寄附などを含めると1,000万円を越えることが確実です。改めて感謝いたします。
義援金にご協力頂いた団体は市ホームページに掲載しています。

なお、義援金の配分ですが、この「千葉市応援します義援金」は募集が9/30までですので、その後配布をいたします。
既に@日本赤十字など全国対象の義援金+A県が設置した義援金の1次配分が決定されており、全壊:50万円、半壊:20万円となっています。今後、対象者に連絡をして手続きを進めていくこととなります。また、「千葉市応援します義援金」の配分は@Aの2次配分以降と合算で被災者にお渡しする予定です。
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2011年06月13日

市施設における夏の節電対策について

市の施設における節電対策について6日に発表していますのでブログでも紹介します。

国の基本方針では、7月〜9月を夏期電力需給対策の対象期間としていますが、千葉市では各施設の節電計画がまとまったことから、早めて6月13日から実施することとします。
そして、6月13日~9月30日の平日午前9時~午後5時における使用電力を前年比で15%以上削減を目標に計画を策定した結果、各施設合計の電力削減率は15.5%となり、既に実施済みの施策を合わせて1日当たり削減電力量は約69,000kwhとなります。

この計画は契約電力20kw以上の434施設が対象ですが、それ以外の施設でも節電を徹底します。
また、上記時間以外も節電に積極的に取り組みます。
なお、病院、保育所、高齢・障害者(入所)施設など、利用者の生命や安全等に関わる施設は15%未満の削減目標も可能とし、市民生活に影響が出ないように配慮しています。

他にも緑のカーテンを推進するため各区役所でゴーヤの種を配布しました(ちなみに私も自宅で育て中です)。
マリーンズポロシャツなど、楽しく節電する施策なども今後様々展開していきます。

市施設における夏期節電対策について

東京電力からの情報では今年の夏の電力需給はギリギリ、計算していた関西電力からの融通も期待できず綱渡りの電力供給になるとのこと。
計画停電は回避できる見込みのようですが、想定外の事象が発生し、計画停電が実施される可能性も否定できません。既に東電Webには計画停電グループの検索ができるようになっていますのでご確認ください。

春の計画停電では病院を始め重要な施設が次々と停電され、大きな混乱を招きました。
その際に市として計画停電から除外すべきリストを作成し、より細かな停電実施を強く求めてきましたが、仮に今夏に実施する時にはそのリストも参考に重要施設を除外していくようです。

また、「でんき予報」という翌日の電力需給見通しのほか、5分間隔の電力使用実績などのリアルタイム情報を提供するサービスを開始するようですが、私からはこのサービスが東電Webだけでなく、テレビ・ラジオ等の天気予報やYahoo・スマートフォンのアプリなどと連携し、国民が気軽にその情報にアクセスできるよう努めることを要請しました。
posted by 熊谷俊人 at 18:04| Comment(1) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月11日

義援金付きマリーンズポロシャツを販売!

いよいよ夏場が近づき、節電に関する報道も増えてきました。
その中でもクールビズを越えた軽装を進める動きが注目されています。

千葉市でも早くからポロシャツ勤務を認めることとしましたが、どうせポロシャツ勤務をするのであれば千葉ならではの、そして被災地支援も盛り込んだものにしようということでこの間企画を進めてきました。
それが今回発表したマリーンズビズポロシャツです。

これはホームタウンチームである千葉ロッテマリーンズ、千葉市幕張に本社を置く潟Xタートトゥデイとのコラボにより制作したものです。
マリーンズのロゴやチーバくんのマークが入り、「TEAM CHIBA」のコンセプトのもと、1枚につき500円を震災義援金として寄附します

販売価格は2,500円で、スタートトゥデイが運営するファッション通販サイトZOZOTOWNにて12日(日)午前0時から販売が開始されます
私も既にサンプルを試着しましたが、発汗性に優れた新素材でスタイリッシュです。こういう企画物のポロシャツは普通の生地が多いのですが、これであれば夏場も十分涼しく着ることができそうです。正直、私は値段の安さにビックリしました。

短い期間で商品化にこぎつけて頂いたスタートトゥデイと、今回の企画に快く協力して頂いた千葉ロッテマリーンズに感謝します。
既に千葉市役所職員は相当数購入することとなっていますし、県庁や他市町村にも協力を呼びかけているほか、民間企業・団体にも協力の輪を広げていく予定です。

この夏はビジネスや日常生活の中で涼しく生活しながらマリーンズを応援し、そして何より被災地を支援してはいかがでしょうか。

⇒ZOZOTOWN 専用ページ
 http://zozo.jp/_news/4702/4702.html

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唐川投手とQVCマリンフィールドにてお披露目
posted by 熊谷俊人 at 16:08| Comment(4) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

岩手・福島に派遣していた消防隊員の帰任報告

6月9日に緊急消防援助隊として福島県・岩手県に派遣されていた消防隊員から帰任報告を受けました。

このブログでは何度か紹介していますが、千葉市の消防部隊は地震発生後すぐにヘリコプターで福島県に応援に行くなど、精力的に支援活動を行ってきました。派遣部隊数は延べ100隊353人です。
前回は中間報告で福島県での活動報告を受けましたが、今回は岩手県陸前高田市での救援活動について詳細な報告を受けました。

この緊急消防援助隊のスキームは阪神大震災を教訓に整備されたものです。
彼らの奮闘に心から敬意を表します。

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posted by 熊谷俊人 at 06:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする