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2011年04月24日

防災無線で津波への警戒を呼びかけず

新聞などで既に報道されていますが、地震発生当日、千葉市において自動的に警報を防災無線で流すシステムが改修中で作動せず、市民の皆さんに津波への警戒を呼びかけていなかったことが判明しました。市を代表してお詫びします。

担当部署が被害確認に追われ、手動でも呼びかけが行えなかった結果ですが、あってはならない失態です。
そして、一番の問題はこの事実を担当部署が対策本部に報告せず、1ヶ月以上経過して判明したということです。組織として問題を抱えていることをお恥ずかしながら露呈しました。

大災害時は様々な業務が発生し、手が回らなくなりがちですが、優先順位を付け、他部署との役割分担を行い、市民の皆さまに適切な情報発信をするよう努めなければなりません。
今回の震災対応で良く対応できた点、不十分だった点を取りまとめ、今後の教訓にしていきます。
posted by 熊谷俊人 at 08:11| Comment(6) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月23日

磯辺地区の土砂撤去ボランティアを視察

今日は朝から美浜区磯辺地区の土砂撤去ボランティアを視察。
土砂撤去がまだ終わっていないお宅をボランティアの力でサポートするため、23日・24日の2日間、社会福祉協議会が実施します。

この日は雨のためか申し込みよりは参加者が少なかったのですが、それでも集合時間までに80人以上の方がスコップなどを持参し、集まって頂きました。
私も本来であれば参加したかったのですが、公務の都合上、冒頭に感謝を申し上げて見送りをしました。なお、美浜区長はカッパも来て完全装備で参加。

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雨のため土砂が水を吸って重くなり、ボランティアの方々も大変だったかと思います。明日は晴れるようですから、多くの参加者のもと撤去が順調に進むことを願っています。
社会福祉協議会も今回の取り組みによってボランティアの方々のコーディネートについてノウハウを持つことができます。いつ何時首都圏で大災害が起きても迅速に対処できるよう、準備に努めていきたいと思います。
posted by 熊谷俊人 at 22:42| Comment(1) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月22日

内閣府の東副大臣が美浜区を視察されました

釜石市へバスを寄贈した後は、内閣府の東副大臣が県内の液状化の状況を視察するため、市内を案内しました。
稲毛海浜公園、磯辺地区、海浜幕張駅、QVCマリンフィールドなどを視察して頂き、復旧対応状況や今後の課題について説明。

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特に私たちが課題としているのは被害認定の基準です。
既に美浜区を中心にり災証明の申請が1,000件以上来ており、順次現地の状況をチェックしていますが、殆どの家屋は全壊・半壊認定に至らない見込みです。全壊・半壊認定となれば支援金が出るので、この認定が非常に重要になります。
被害認定は建物全体の被害を前提としているため、基礎が大きく傾いているものの屋根や建物自体に損傷が無い、液状化特有の被害ではなかなか半壊以上に至らないのです。

この問題については浦安市など液状化が発生した自治体がそれぞれ国や県に強く訴えており、この視察においても東副大臣に基準の見直しなどを要請したところ、東副大臣からは「何らかの対応が必要と考えている」とのご回答を頂きました。
今後も他市と連携して国に求めていきたいと思います。
posted by 熊谷俊人 at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

釜石市へバスを寄贈しました

午後からは釜石市へのバスの寄贈
釜石市教育委員会はスクールバスを9台保有していましたが、津波により5台が流され、生徒の送迎に支障をきたしているという記事が日経新聞に掲載されていました。それを見た職員が「3月末で事業廃止し、売却を予定していた老人福祉バスを寄贈しよう」と発案し、釜石市教育委員会に連絡したところ「是非頂きたい」となり、今日の寄贈となりました。
寄贈にあたって所管では職員から寄附を集め、ノート2,000冊も合わせて寄附することになりました。

釜石市教育委員会は震災後19台までバスを確保したようですが、市外へ避難している生徒もいるなど、「バスはまだ足りない」とのことです。
これをご覧の方で大型バス・中型バス・ワゴン車などを寄贈できる方は釜石市教育委員会にご連絡ください。

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チーバくんのぬいぐるみも寄贈
posted by 熊谷俊人 at 23:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

電設協会・設備協会・トラック協会より寄附

この日は千葉電設協会・千葉設備協会・千葉県トラック協会千葉支部より、復旧に向けた寄附を頂きました。
各種業界団体には復旧に向けて様々に尽力して頂き、さらに寄附も頂き、感謝しています。

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お昼は職員とのランチミーティング。
posted by 熊谷俊人 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月20日

若葉土木事務所の視察、若葉消防署の新築移転

今日は朝から若葉土木事務所の視察、職員との意見交換。現場が抱える課題や震災対応などについてヒアリングしました。
震災発生後、各土木事務所は美浜区に部隊を集中させて復旧工事に当たりましたが、美浜区の方からは「若葉区からも応援に来てくれた」ということで喜んで頂いたそうです。重機を使える資格を持つ職員を増やしていたことも早期対応に役立ちました。

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その後、若葉消防署の新築・移転披露式に出席。
午後からは政策協議、来客対応。

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posted by 熊谷俊人 at 20:48| Comment(3) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月15日

市内被災者の生活支援に向けた義援金を募集

千葉市では東日本大震災の被災者を支援するため、既に市内100か所以上に義援金の募金箱を設置し、14日現在で1000万円を突破しました。
募金以外にも東北や県内被災地に向けた義援金受入口座の案内もしていますが、「千葉市内の被災者を支援したい」との声にお応えし、千葉市応援します義援金を募集することとしました。

これは東日本大震災により被災された市内被災者の生活を支援するための義援金で、4月15日から9月30日まで金融機関・ゆうちょ銀行などで受付けます。
詳細は市ホームページをご覧ください。

「千葉市応援します義援金」にご協力ください

posted by 熊谷俊人 at 14:48| Comment(1) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

動物公園も通常開園、体育施設開放再開も

今日から東京ディズニーランドが開園し、少しずつ通常の活動が戻りつつあると実感します。
被災地への支援、節電への取り組みなどに配慮しながら、日本を元気にするため私たちは活動を盛り上げていかなければなりません。

●動物公園、今日から通常開園
千葉市では平日閉園となっていた動物公園が15日から通常開園となります。
鳥インフルエンザの関係で鳥類のスペースなどが非公開となっていましたが、そちらも開放されます。是非、多くの方々にお越し頂ければ幸いです。なお、臨時休園をしていましたので平成23年3月15日から4月14日までに有効期間を迎える年間パスポートをお持ちの方は5月6日まで無料で入園できる特別措置をします。

●学校体育施設も開放を再開
また、学校の体育施設については既に校庭は開放を再開していますが、体育館・武道場についても16日(土)から9時~17時の時間帯で再開します。
ただし、被害状況などから一部利用できない学校がありますので、市ホームページ掲載の「東日本大震災によるスポーツ施設への影響」をご覧の上ご利用下さい。アクアリンクちばも既に利用可能となっています。
posted by 熊谷俊人 at 09:47| Comment(1) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東電社宅を避難者のため提供頂きました

現在、千葉市では被災者や原発事故による避難者の方々を4月12日現在で142人、市や民間施設を一時避難所として受け入れています。
今後は市営住宅(6ヶ月、家賃無料)を斡旋し、ある程度の期間安心してお住まい頂けるようサポートすることとしており、既に入居済が3戸、入居予定が9戸、募集中が11戸となっています。

さらに、市内にある東京電力の社宅30戸を避難者のために提供することとします
これは先月から東電に強く申し入れ、東電社内で調整の結果「せめてお役に立てれば」ということで提供して頂くことになったものです。詳細について現在調整中ですが、家賃はもちろん無料です。
私たちは東電以外にも企業の社宅・寮・個人宅などを受け入れ施設として提供して頂ける方を募集しています。なお、皆さまから「ここは使えるのでは」というご意見をよく頂きますが、主だったところには既に要請をしております。既に用途が決まっていたり、NTT社宅のように修繕に多額の費用と期間を要するなどの課題があり、提供に至っていないものも多数あります。

また、避難者の方々の生活再建を組織横断的にサポートするためプロジェクトチームを結成しており、住宅・雇用・教育・保険・福祉などの相談を行っています。
避難者の中には親戚や知人宅に避難し、市に連絡を頂いていない方も多数いらっしゃいます。そうした方々もサポートできますので市に連絡頂ければ幸いです。
posted by 熊谷俊人 at 06:56| Comment(3) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月13日

浦安市の被害状況を視察しました

浦安市を視察してきました。
松崎市長以下、市の幹部・職員の方々に丁寧に案内をして頂き、感謝申し上げます。

浦安市の被害状況はデータや写真などで把握はしていましたが、実際に見ると傷跡の深さを実感します。地震発生後1ヶ月以上が経過し、応急修繕は相当進んでいましたが、なお復旧に至っていない箇所も散見されます。
千葉市でも美浜区磯辺を中心に大きな被害を受けた地域がありますが、それと同等、もしくはそれ以上の被害を受けた地域が各所に存在すると感じました。

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舞浜駅。TDLの15日開園に向けて急ピッチで修繕中とのこと

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下水の接続管が外れています。その分、沈下したということです

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公園にある耐震性貯水槽が無残な姿に

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液状化によって噴出した土砂がうず高く積まれています

千葉市の場合は液状化の被害は美浜区が中心でしたから、他5区の人員を美浜区に集中投下して復旧活動・建物診断などにあたることができましたが、浦安市は広範囲に液状化が発生し、1,000人強の職員で対応しなければなりません。
松崎市長も対策本部で常時陣頭指揮を執っている状況で、職員の多くが復旧活動に従事し、今年は通常業務は殆ど前へ進められないだろう、とのこと。

特に土木などの技術系職員が少なく、当初は下水道の復旧活動などに支障があったようですが、東京都から200人もの技術系職員の応援があり、大いに助かったとのこと。私が聞いた時は60人だったのですが、その後「これはもっと応援が必要だ」とのことで最終的には200人体制になったそうで、東京都の規模の大きさを実感します。
東京都は都道府県機能とともに基礎自治体の機能も一部持つ極めて特殊な自治体ですから、このような技術系職員を抱えているので、他の都道府県では同じことは難しいはずです。

松崎市長とは建物被害を受けた方々への支援について、国・県の動向とそれを踏まえた市としての対応などについて意見交換をしました。
幹部の方々とは震災対応の反省や教訓を共有したほか、今後の県内市同士の連携についても話をさせて頂きました。東北の状況などを見ると都道府県と市の連携だけでなく、普段から県内市の横の連携を深めていく必要をさらに感じます。いつ何時、首都圏で大地震が起きるか分かりません。それへの備えを万全にするためにも連携を深めていきたいと思います。

いくつか印象に残った話としては、
・危機管理監に自衛隊OBが就任しており、自衛隊への要請が迅速に行えた
・エリアメール、お知らせメール(ちばし安全安心メールと同じ)、Twitterが活躍した
・ネットが使えない人への対応は課題。ケーブルネットは最大限に活用した
・ホテルなどに入浴サービスを提供してもらうよう市長が働きかけ、大いに意義があった
・以前、図上訓練を実施しており、その経験も役に立った
・簡易トイレなどで女性の方の意見にハっとさせられることが多く、女性の視点は大事と感じた
・ボランティアの受け入れには課題も見えた。社会福祉協議会のボランティアセンターは高齢の方も多く、長期間の活動には限界もある
・液状化になるエリアはハザードマップで示しており、実際予測どおりそのエリアが液状化したが、ここまでの液状化は想定していなかった
posted by 熊谷俊人 at 23:00| Comment(7) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月11日

震災から今日で1ヶ月

震災から今日で1ヶ月が経過し、市では黙とうを行います。
今もなお、ここ千葉市から北へ数百キロ離れた同じ国土の上で何十万人もの人々が過酷な現実に立ち向かっていることを想像すると心が痛みます。

千葉市では被災地への職員派遣を震災発生直後から行っており、今後も継続して派遣を続けます。
また、上記正規ルート以外でも、被災地支援のボランティア休暇を特別に認め、非公式にも人的支援を行います。
復旧・復興には長い年月が必要です。息の長い支援ができるよう、被災地へ派遣している職員の現地リポートを市ホームページに掲載し、現地の生の状況、必要としている支援、支援する場合の窓口などを市民にお伝えできないか検討しています。

被災者の受入については最大で200人近く受け入れ、現在はそれぞれにアンケートを取り、ある程度長期間滞在することを想定されている方には市営住宅のあっせんなど定住できる場所の支援を行っています。
既に組織横断的に支援するプロジェクトチームを立ち上げており、今後は雇用の支援なども含め、最大限の支援を行っていく方針です。

なお、千葉市自身も被災地であり、災害救助法の適用地域となっています。
特に被害の大きい美浜区の復旧にも全力を注いでおり、今後はライフラインの本復旧や建物被害のサポートなどに取り組んでいきます。
posted by 熊谷俊人 at 11:54| Comment(4) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月07日

土砂の片付けボランティアを募集

美浜区磯辺地域で液状化による土砂の片づけが終わっていない家屋があるため、千葉市社会福祉協議会にて土砂の片付けボランティアを募集しているようですのでお知らせします。

○活動日時:4月23日(土)、24日(日)10:00-15:00の都合の良い時間
○集合場所:千葉市立磯辺第一中学校
○集合時間:両日とも9:30
○持ち物:長靴、動きやすい服装(スコップなどがあれば持参)
○参加方法:最寄のボランティアセンターにて登録の上、申し込み下さい

詳しくは社会福祉協議会のページをご覧下さい。
ページの一番下に案内があります。分かりづらいので改善を要望しておきます⇒追記:早速改善して頂きました)
posted by 熊谷俊人 at 07:17| Comment(2) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月05日

計画停電時の対策について県警に要請

計画停電は無くなって来ましたが、こういう時だからこそ今後の対策を立てる必要があります。
特に夏場は需給バランスが大きく崩れますので夏場の節電対策が必要です。昨年の夏、千葉市は職員が国体ポロシャツを着て執務をしましたが、今年は冷房を抑えるためにポロシャツなどの軽装での執務も考える必要があります。

また、計画停電によって信号が消えたり、停電地域での犯罪増加の懸念など、安全・安心の観点からも対策強化が必要です。
そこで、県警に対して計画停電エリアの警備の強化、信号に対する発電装置の設置を要請しました。

市としても個人防災井戸用に発電機を保有しているので県警に対して貸し出しをするとともに、今年度から区役所で実施する多機能パトロールや防犯協会や自治会が実施している青色パトロール車を停電対象エリアに配備するなど、機動的な対応を図っていきます。
posted by 熊谷俊人 at 06:57| Comment(2) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月04日

競輪選手会がサイクル会館避難者に競輪場ツアー

現在、被災地から避難された方々をサイクル会館などで受け入れていることは紹介しましたが、サイクル会館は競輪選手の宿舎ということもあり、日本競輪選手会千葉支部がサイクル会館へ避難された方々を対象に千葉競輪場バンク内ツアーを開催することになりました。
競輪選手によるバンク内ツアーのほか、実用自転車での走行や競輪選手の練習観戦などが内容です。

こういう取り組みはいいですね。
posted by 熊谷俊人 at 23:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月03日

千葉市は4/2から支援物資第二次受付を開始

ご紹介が遅れましたが、被災地への支援物資の第二次受付を実施しています。
期間は4月2日から6日までです。

品目は
(1)使い捨てカイロ
(2)紙皿、紙コップ
(3)家庭用ラップ
(4)カップ麺(賞味期限が平成23年7月以降のもの)
(5)レトルト食品、おかず缶詰(賞味期限が平成23年7月以降のもの)
(6)トランプ
※いずれも未開封・未使用のもの。((6)トランプは、新品同等であれば可能)
※被災地での仕分け・搬送が負担にならないよう、6品目のみを取り扱いますので、ご理解・ご協力をお願いいたします。

受付場所は市役所・各区役所です。
なお、一次受付ではダンボール2,600箱以上の物資が集まりました。ご協力ありがとうございます。
posted by 熊谷俊人 at 10:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月29日

美浜区役所に災害総合相談窓口を設置

美浜区役所に災害総合相談窓口を設置しました。

美浜区を中心に液状化による被害があり、土砂の撤去やライフラインの復旧は行政や関係機関で順次行っているところですが、住宅の被害などに遭われた市民に対しても様々な支援制度があります。
多岐に渡る制度を個人で調べて申請するのは難しい面がありますので、どのような制度があり、どのように申し込めばいいのか、総合相談窓口で案内していきます。

詳細は市ホームページの「震災被害への対応」にFAQも含めて掲載をしていますのでご覧ください。
posted by 熊谷俊人 at 18:37| Comment(1) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月28日

避難されてきた方々と対話

今日は震災対応、各種政策協議、千葉県建設業協会千葉支部から被災した市内のインフラ復旧のための寄附の受納。
建設業協会の皆さまには震災発生直後から液状化による土砂の撤去など、フル回転で復旧活動にご協力頂いていますが、このような形でも支援を頂き、大変感謝しています。

その後、サイクル会館に行き、被災地から避難されてきた方々からお話を伺いました
千葉市ではサイクル会館やユースホステルなど市施設・民間施設・お申し出頂いた市民のお宅などで避難されてきた方々を既に135人受け入れており、受付ベースでは236人に達しています。特に福島県いわき市・南相馬市から避難されてきた方が大部分を占めています。

話を伺うと、「個室なのでゆっくりできる」「お風呂があって有難い」というご意見が多く、喜んで頂けているようです。
私たちの方針として、「プライバシーが確保でき、ある程度の期間ゆっくりできる場所」を提供する考えです。震災直後は別として、この時期になれば避難所のような集団生活ではなく個室が望ましいと思います。

今後のご希望は「地元が落ち着いたら帰りたい」という方もいらっしゃいましたが、「できればここで働いて住みたい」という方々も多くいらっしゃいました。
そのため、各施設で受け入れた方々にアンケートなどで今後の希望を伺い、こちらでしばらく住むお考えの方には一時的な宿泊施設ではなく、市営住宅や民間住宅などを市から補助した上で斡旋することにしたいと思います。子どもたちも市内の学校で受け入れますので、できれば春休み中に確定させる必要があります。

集団生活よりは個室がある宿泊施設、宿泊施設よりは市営住宅や民間賃貸住宅など居住施設を提供していきます。
posted by 熊谷俊人 at 21:16| Comment(4) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月27日

26日現在の水道水は暫定規制値未満に

千葉県の26日現在の浄水場の検査結果が出ました。
25日時点で放射性ヨウ素が130ベクレル測定された柏井浄水場東側施設で63、西側施設は54⇒43ベクレルと低下。

この結果を受けて、今日実施した区役所・非常用井戸での給水は明日は行いません。
今後も数値の変動を注視し、必要に応じて安全な飲み水を市民の皆さまに提供していきます。
posted by 熊谷俊人 at 19:01| Comment(3) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

安全な調乳用水の提供について

昨夜22時に千葉県水道局が千葉市に給水している柏井給水場の3月25日分の検査結果が、東側施設で厚生労働省が示した乳児による水道水の摂取を控える指標である100ベクレル/kgを超える130ベクレル/kgと発表しました。
なお、西側施設で54ベクレル/kgで、指標を超えておりません。県水道局では既に東側施設を停止し、規制値未満の西側施設での給水に切り替えています。

東側施設で給水していたエリアは美浜区全域、花見川区・稲毛区・中央区・若葉区の一部になります。
詳細は市ホームページに町名単位で掲載していますのでこちらをご覧下さい
県水道局に掲載されているエクセルデータを見やすいようHTML化しました)

我々が第一報を受けたのは21時で、なぜ25日の検査結果の連絡がここまで遅くなるのかという気持ちがありますが、まずは乳児を抱えている保護者の皆さまに安全な調乳用水を提供したいと思います。
既に給水車による給水のほか、各区で数ヶ所給水ができるよう災害用井戸の解放も準備していましたので粛々と対応します。

美浜区・花見川区・稲毛区の3区について区役所において1歳未満のお子さんをお持ちの保護者の方々を対象に県水道局の給水車により10:30-17:00まで給水を行います。
さらに13:00〜17:00で5区の災害用井戸での給水を開始します。詳細は市ホームページをご覧下さい。

なお、飲用を控えるのは乳児のみで、それ以外の暫定規制値は越えていません。
妊婦・授乳中の方は控える必要はないとの見解が日本産婦人科学会日本医学放射線学会などから出されていますので心配な方はそちらもご覧下さい。
posted by 熊谷俊人 at 10:42| Comment(2) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月26日

計画停電の25グループ分けについて

昨日、東電千葉支社長が先ほどお越しになり、25グループの説明を受けました。詳しいリストは市ホームページに掲載していますのでご覧下さい。
今後も東電からの情報提供に基づき市ホームページに詳細情報を掲載していきますので都度ご確認ください。

従来のグループに各県グループを掛け合わせ、ローテーションで停電を実施することで公平にするというものです。また、1日に2回実施するグループは1回目で停電になった地域は2回目の停電時は優先順位が下となり、極力回避されるよう配慮するとのことです。

これは一つの前進ではありますが、おおもとの変電所単位で切り分けをするために不公平感が出る現在の仕組みが変わるわけではありません。
東電には18日にも既に要請していますが、災害拠点病院や救急病院、上下水道などの生活インフラ、中央卸売市場など食生活に多大な影響を与える施設、被災地の支援物資を作る工場などを計画停電の対象外とするなど、自治体側と協議の上で明確な基準を定めて、国民に理解を求める仕組みを構築することをこの日も改めて要請しました。
posted by 熊谷俊人 at 07:01| Comment(1) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする