私から「報道が先行し、かつ一部報道において建設が既定路線であるかのような記事があった。地元の意向を無視して調査や建設が進むことはないことを約束頂きたい」と申し上げ、副大臣から「地元に対して責任をもって説明する。その努力をせずに詳細調査を行うつもりはない」という回答を頂きました。
指定廃棄物は千葉市にも7.7トンあり、以前より清掃工場内にて保管していますが、空間放射線量など、周辺環境に対して特段の影響は与えていません。ただ、長期保管を前提とした保管方法ではありませんので、厳格な基準に基づいた保管施設において保管することが望ましいことは事実です。
とはいえ、県内の指定廃棄物は3,000トン以上あり、これらを集約して保管する施設の安全性は極めて慎重に確認されるべきものと考えています。今後、国の詳細な説明や資料をもとに、十分に確認していく必要があり、現時点では詳細調査について判断できる状況ではありません。
千葉県ではこれまで市町村長会議を4回開催し、県内の指定廃棄物は国有地・県有地・民有地の中から選定された1か所にて保管することとしており、どの自治体も選定される可能性はありました。その中で、なぜ千葉市が選ばれたのか、選定経緯や理由について今後さらに詳細に国から説明を求めていきます。
国には、住民や市議会に対しても説明会等を通して十分に説明を頂くことを求めました。また、今回の事案に関わる説明や資料については公開していくことも求めています。
大変難しい案件ではありますが、市民の安全を第一に、責任をもって対応しなければならないと考えています。
参考までに当日の記者との質疑応答が千葉日報に掲載されていますのでご紹介します。
http://www.chibanippo.co.jp/news/politics/253018
また、前日の定例記者会見でも記者と質疑していますので、それも合わせてご覧下さい。
http://www.city.chiba.jp/somu/shichokoshitsu/hisho/hodo/kisya/seh150423.html