発表事項は4つです。
1.育男手帳(イクメンハンドブック)の作成と市職員の子育て支援
2.ホームページのリニューアル(1/10〜)
3.千葉市暴力団排除条例の制定に向けたパブリックコメント手続きの実施
4.千葉市美術館「寄贈・寄託作品展」を開催します(田中一村代表作「アダンの海辺も」)
まず1つめのイクメンハンドブックについてですが、今年1月から母子健康手帳とともに父親用のハンドブックを配布することとしました。
"イクメン"という言葉がすっかり定着したように、今は父親が育児に相当関与する時代になっています。しかし、行政側は今でも"母子手帳"という名称を見ても分かりますが、母親に対するケアが中心で、父親に対するケアはあまりありません(父子手帳を発行していたり、親子手帳と名称を変えている自治体も出てきています)。
私自身は立ち会い出産をしたため、病院側で用意されたプログラムを受講し、妊娠・出産についても理解を深めることができたほか、妻が図書館で借りてきた育児本などを読み、父親の役割について勉強しましたが、そういう機会が無い人もたくさんいます。
このハンドブックを通して父親側も育児について考えるきっかけになればと考えています。

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合わせて市職員の部分休業制度を拡充し、子育て支援を行います。
もともと千葉市では子育てする職員が勤務時間を短縮できる部分休業の制度がありますが、1日2時間までとなっています。この場合、早く帰ると言っても3時・4時近くになり、忙しい時間帯と重なって帰宅しづらくなり、取得を取り消すケースも多い状況です。
そこで、柔軟に取得が可能となるよう制度を拡充し、上限を5時間とします。最大限活用すれば、毎週1〜2回は午後に帰宅することが可能となります。ただし、週10時間までという合計上限時間は変更しません。
男女共同参画が究極まで進めば男性も育児休業を取る人が増えるのかもしれませんが、現時点でそれを望むのは現実的ではありません。
それよりは仕事と子育てを両立し、職場への影響も極力軽減できる、こうした部分休業を取得する職員を増やすことがまずは第一歩と考えます。現在、千葉市ではこの部分休業取得者は平成22年度115人、うち男性はたった4人ですが、この数字がもっと増えるように職場の雰囲気作りも含めて市として支援していきます。