この日は成人の日。
千葉市でも
「成人を祝う会」を開催しました。
今年の新成人は男性:4,631人、女性:4,197人で
合計:8,828人。日本全体では124万人と過去最小となりました。ただ、年々
成人式への出席率は増加する傾向にあり、千葉市でも70%を越える出席率で過去最高です。
振袖姿や紋付袴、スーツなど、一人ひとりが想いのこもった服装で成人式に臨み、同級生たちとの再会などで盛り上がっている姿を見ると微笑ましいものがあります。今年も荒れることなく、穏やかに成人式は終了しました。
式自体は以前に比べればシンプルになりました。
私からの挨拶のほか、ビデオメッセージとして千葉ロッテマリーンズの唐川投手、ジェフ千葉の米倉選手、そして、今年からの試みとして市内各中学校の担任教員・市民から励ましの言葉を送って頂きました。自分の学校の教員が出る度に新成人から歓声などがあがり、式にも集中する傾向にありましたので、この試みは良かったと思います。
私からは
・成人式は多くの人の支えによって成り立っている
・成人式は戦後埼玉県蕨町の青年団長が「時代を担う若者に希望を持たせたい」として始まったもの
・人生の節目は数あれど一番の節目はやはり成人
・成人を祝うために税金が使われる、つまり他世代がお金を出し合って成人式をしてくれている
・夕張市では財政破綻後、予算はゼロとなり、大人も新成人も奔走して寄附を集め自ら企画して成人式を開いた。千葉市はその点予算があるので恵まれている
・さらに夕張でも奔走すればお金が集まる。他国ではそれもできない国もある。日本の現代に生まれた私たちは非常に恵まれている
・この国では挑戦しても死ぬことは滅多にない。他国の同い年と比べ遥かにチャレンジできる環境にいる。大いにチャレンジする人生であって欲しい。
・今は他世代から祝われる側だが、来年からはあなた達も支える側になる。後輩や知らない若い世代にお金を出すことになる。どんな成人式であって欲しいか、どんな気持ちで成人を迎えて欲しいか
・成人になり投票権を得るということは税金の使い方を決めるプロセスに正式に参加すること。
・皆さんの世代は124万人、全人口の1%に満たない。私の世代は約180万人、一番多かったのは1970年の246万人。皆さんの倍もいる。
・皆さんは他世代と比べて圧倒的に少ない。ということは自然、声が小さくなる。税金も含め、様々な意思決定プロセスで後回しにされがちだということ
・20代は投票率も低く、70代と比べると1/3。人も少なく投票率も低ければ自分達の世代は後回しで良いというメッセージを送っていることになる
・皆さんは社会が自分達に望ましい形になっていないと思うかもしれないが、それは世代の数が少ないことも起因している。
・だからこそ、望ましい形に変えるために他世代の倍、団結し、そして行動し、発言する必要がある。
・私は若い世代を代表して市長になり、お金の使い方を変えようとしている
・成人式を今後も続けるのか、そもそも成人は20歳なのか他国と同様に18歳が相応しいのか、そういうことを決めるのも皆さんが中心となる時代だろう。
・自分達の世代が日本をリードするんだという気概を持って社会に出て行って欲しい
・成人、おめでとうございます
今年は統一地方選挙もあり、投票権を得てすぐ地域政治の投票の機会があるというのは大変良いことだと思います。一人でも多くの人が様々な意思決定に参加することを願います。