今日から代表質疑が始まりました。
●一つひとつの意見は全て正しい
事業を大幅に削減・廃止していますので当然議会からは厳しい意見を頂いています。「市民自治が大事と言っているのになぜ自治会への委託料を400円から300円に削減したんだ」「子育てが大事と言っているのになぜ幼稚園就園奨励金を引き下げたんだ」「お年寄りの生きがい施策は重要なのになぜ削減するのか」などなど…
全てごもっともな指摘です。私自身も予算編成の中で同じ問いを自分の中で行いながら"何を諦めて何を守るべきなのか"一つひとつ決断をしてきました。お金があれば削減したくない分野ばかりです。
●無駄な事業は存在しません。あるのは優先順位
国の事業仕分けは明確に「ムダ削減」と言っていますが、私は絶対に「ムダ」という言葉を使わないようにしています。行政が行う全ての事業にはその事業によって恩恵を受けている方がいて、明確にムダと言えるような事業など殆ど存在はしません。ムダだから削減するのではなく、優先順位をつける中で他を優先せざるをえない、もしくは同じ目的を別の手段や今よりも少ない予算で実施できるから削減をするのです。
今回私が見直した事業も一つひとつは当然意義のある事業ばかりです。見直し対象となった団体や市民の方にすればなかなか納得のできるものではないでしょう。
●将来のためにはメスを入れなければなりません
しかし、千葉市そのものが将来も破綻せずに存続するためには相当の費用を削減しなければならず、優先順位を付けていく中で見直し対象となる事業が数多く出ることは避けられない事実です。
批判を恐れて、また見直し対象となる市民のことを思ってメスを入れることをためらってしまえば、千葉市の未来の世代に謝りきれないツケを残すことになります。今を生きる千葉市民はどれほど未来の千葉市民からお金を奪って今の行政補助の恩恵を受けているか、その現実を直視しなければなりません。これは国も言えることです。
これから多くの市民に謝りながら説明を尽くしていかなければなりません。批判も相当されるでしょう。しかし、昨年末から毎日悩み続け、与えられた条件の中で最も未来に責任の持てる予算を作ったつもりです。
●謝るべきは急激な方針転換
私が千葉市長として真に謝らなければならないのは市民にとってこの削減があまりに急過ぎることです。理想としては将来の財政状況を正しく見据えて、見直さなければならない事業については早めに市民と相談をして、納得のいく形で見直すべきです。私自身も今までそう発言してきました。
市長に就任した時には既に崖から転落寸前だったため問答無用で緊急回避を行わざるを得ませんでしたが、本来は数年前からこの危機的財政状況を市民に伝え、今回見直した事業について事前に市民に説明するべきでした。
今後は市政に携わる全ての人間がこの重い教訓を胸にとどめて、二度とこのような事態を引き起こさないために責任ある財政運営を行わなければなりません。
●苦しい中でも未来への投資は必要
なお、質疑の中で「これだけカットしているのだから市長のマニフェストなど新規事業は極力行うべきではない」という指摘がありましたが、これは違うと思います。カットのみでは本当に縮小均衡になります。苦しい中でも千葉市の将来のために必要な施策は実施しなければなりません。
私がマニフェストで掲げたものはそれほど独自性のあるものではなく、千葉市が将来いずれ実施しなければならない施策ばかりで、かつ予算も必要最小限の抑えています。このあたりは十分に説明を尽くしていくことでご理解を頂くしかないかなと思っています。
【コメントの扱いについて】
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・個人的な陳情や要望には対応しません。担当や市長への手紙などをご利用下さい
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2010年03月01日
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市民にできることとは?
Excerpt: 子供に軸足を置いた記事に関連して、長野県の下條村が日経ビジネスオンラインで紹介されている。 日本の未来が見える村(この国のゆくえ 200...
Weblog: 千葉市は変われる。
Tracked: 2010-03-01 23:42



限られた予算の事は市民にも良く伝わっています。私は納得しています。後は優先順位に勘違いが無かったかどうか。其処を議論してください。
憎まれ役もあえて買うのも政治家としては、必要な仕事だと思います。隣の四街道市長選挙も財政問題が大きな争点になっていました。市民一人あたりの借金が25万円と、100万円を超えるかという千葉市に比較してまだ健全なほうなのですが、やはり潰れてしまってはもともこもないです。
どういう状況になったら、いつになったら事業を止めるのか、これが大事だと思います。
民間でもそうですが、新規事業に取り組む時に、事業の止め方(撤退プラン)がないことが問題になります。その結果、深手を負ってから撤退するといったことが起こりがちです。
議会も含めて関係者の方には、事業について是非を問う際、何故始めるのかと同じくらい、どういう場合に止めるのかといったことも議論してほしいと思います。
また、市役所内で計画を立てる方には、ぜひ、撤退のシナリオも考えておいてほしいものです。そうしないと、しがらみで止められないといったことになってしまいますから。
いろいろな事も、あると思います。
でも、やらなければならないのでしたら、試行錯誤して、工夫して、知恵を出し合ってやるしかないです。